キッチンリフォーム
目次
調理や洗い物で毎日立つキッチンは
生活の質を左右する重要な設備の一つです。
そんなキッチンを選ぶ際、
機能やサイズももちろん大事ですが
キッチンに使われている素材も
使い勝手に関わる大切なポイントとなります。
今回はそんなキッチンのワークトップに
セラミックという素材を使った
セラミックキッチンの特徴をご紹介します。
セラミックとはセラミックスとも呼ばれており
金属や木材、プラスチック以外の
人工素材全般のことを指します。
粘土や鉱物などの無機物を混ぜ合わせ
1250度ほどの高熱で焼いて
形成される焼き物でコンクリートやガラス、
陶器なども含まれます。
混ぜ合わせる無機物や焼き上げる温度、
時間によって出来上がるセラミックの
特性は異なります。
高熱で焼き上げて形成されるセラミックを
使ったセラミックキッチンには
どのようなメリットがあるのでしょうか？
1250度もの温度で焼き上げられるセラミックは
もちろん耐熱性に優れています。
熱による変色もほとんど見られないため、
短い時間であれば加熱後の鍋やフライパンを
直置きすることも可能です。
コンロだけでなくワークトップにも
鍋やフライパンをそのまま置いておけることで
作業効率の向上に繋がるでしょう。
金属よりも強い硬さが特徴のセラミックは
耐久性の高さも魅力のひとつ。
金だわしでゴシゴシ磨いても傷がつきづらく
メンテナンスも気を使わずに行えます。
また、食器を落としてしまったり
まな板なしで包丁を突き立てても
傷がつかないためまな板を使わずに
調理している家庭も少なくありません。
まな板をなくせば生活感も抑えることができ
おしゃれな見た目を生かすことが可能です。
セラミックは薬品や汚れが染み込まないため
メンテナンス性にも優れているといえます。
料理や油、調味料などをこぼしてしまっても
サッと拭き取るだけで落とすことができ
残ることもないため、見た目も綺麗で
清潔に保ちやすくなっています。
手入れなどに薬品を使用しても
染み込みにくくて安心です。
キッチンに窓がある家庭では
キッチンの色褪せが心配になりますが
セラミックは紫外線にも強いため
色褪せの心配もありません。
色褪せしないセラミックキッチンなら
光を取り込みながら作業を行うことができ、
カーテンを開けっ放しにして長時間紫外線に
晒される状態になっても安心です。
傷や汚れがつきにくいセラミックは
紫外線で劣化することもないため、
その美しさを維持できるというのも
メリットとなっています。
セラミックには独特の質感があり、
高級感のある美しさがあります。
まさに機能性とデザイン性を兼ね備えた
キッチン素材だと言えるでしょう。
では一方でどのようなデメリットがあるのか
チェックしていきましょう。
デメリットがほとんどないセラミックキッチン
ですが、唯一のデメリットと言えるのが
その価格です。
セラミックキッチンは各メーカーとも
中級〜上級グレードに採用されており、
セラミックは重量があるため、
製造から運搬、設置においても
コストがかかってしまうことから
高額になりやすいと言われています。
しかし、耐久性やメンテナンス性を考えて
長い目で見るとただ高いわけではない
ということが分かるでしょう。
キッチンのワークトップを既存の
ものからセラミックへ交換する際、
どのくらいの費用が必要なのでしょうか？
ワークトップの交換費用は
10万円〜25万円程度が相場です。
ワークトップのみを交換することができるのは
ワークトップが外せるキッチンのみで
キッチン本体を交換する場合よりも
費用を半額以下に抑えることが可能です。
費用は一例ですので、実際に交換を行う際は
費用を確認するようにしましょう。
悩みがちなキッチンのワークトップには
高性能なセラミックがおすすめです。
セラミックは耐熱性や耐久性、
メンテナンス性にも優れた人工素材で
汚れや傷にも強いため
直接熱した鍋やフライパンを置いたり
まな板なしで包丁を振るうことができます。
価格は他の素材に比べると
高くついてしまいますが、高耐久で
美しい見た目も保ち続けることができるため
長い目で見るとそれほどデメリットにもなりません。
ワークトップをセラミックに変更して
キッチンをより快適なものにしましょう。
