キッチンリフォーム
目次
水を加熱しお湯にしてくれる給湯器には
2種類の設置方法があります。
1つは壁に取り付ける壁掛け給湯器、
もう1つは据え置き給湯器です。
そんな給湯器の設置方法による
特徴と違いをご紹介します。
設置方法の異なるそれぞれの給湯器の
特徴についてチェックしていきましょう。
壁に設置する壁掛け給湯器は
戸建て住宅に設置されることが多く、
マンションではベランダに
取付けられることが多くなっています。
本体の下から配管が伸びているのが特徴で
配管カバーが設けられていることも多い
現在では主流のタイプです。
据え置き給湯器は屋外に設置され、
地面に接触しないように専用の
据え置き台の上に取付けるタイプです。
特徴は本体の側面から配管が出ている
という部分で同じ設置方法の
浴槽隣接タイプもあります。
2種類の給湯器には
4つの異なるポイントがあります。
どのような違いがあるのか見ていきましょう。
1つ目は設置に必要なスペースの広さです。
壁に取り付ける壁掛けタイプは
コンパクトなものが多く
狭いスペースでも設置することができます。
それに対して据え置きタイプは
設置にスペースが必要。
マンションに設置する場合は
コンパクトなサイズを選ぶ必要があります。
2つ目は稼働時に発生する振動音。
壁掛けタイプは壁に振動が伝わるため、
家の中まで振動音が聞こえてしまう
ことがあります。
据え置きタイプは壁から一定の距離があり
振動音が伝わりにくくなっています。
3つ目は設置の際に隣接する壁にかかる
普段の大きさです。
壁に固定する壁掛けタイプは
もちろん壁に負担がかかってしまいます。
給湯器本体も重量があるため
落下したり壁が壊れる可能性も考えられます。
壁から離れている据え置き型は壁への負担が
少ないため安心して利用できます。
最後は給湯器を長く使い続けるために
重要な掃除や修理のしやすさです。
掃除がしやすいのは据え置きタイプ。
壁掛けタイプは位置が高く
本体の上に手が届きにくいため
掃除はしづらくなってしまいます。
対して修理がしやすいのは壁掛けタイプ。
主流タイプのため部品在庫がある場合が多く
コンパクトで修理しやすいと言えるでしょう。
では2つの給湯器の違いを踏まえて
どっちの給湯器がどんな家庭に向いて
いるのか見ていきましょう。
省スペースに設置でき、修理がしやすい
壁掛け給湯器は、設置スペースが狭い
場合に向いています。
壁掛けタイプであればアパートなどの
狭い場所にも簡単に設置でき、
万が一修理が必要になっても
すぐに対応することができます。
設置スペースが十分にあるのであれば
据え置き給湯器の設置がおすすめです。
壁に負担がかからないのはもちろん、
落下のリスクや振動音に悩まされることもなく
安心して利用することができます。
既存の給湯器と設置方法の異なる給湯器に
変更する場合、いくつかの注意点があります。
順番に確認していきましょう。
設置方法の異なる給湯器に変更する場合、
本体交換費用の他に配管工事や隙間の
補修など様々な工事が必要となるケースがあります。
後々のトラブルを防止するためにも
工事内容については事前に確認し、
把握しておくようにしましょう。
設置場所の変更に伴って配管の延長を
行う場合は、配管の伸ばしすぎに
注意しましょう。
長すぎる配管はお湯を出すのに時間がかかり、
冬場には凍結のリスクも考えられます。
配管を延長する場合は施工業者と相談し
長くなりすぎないよう調整しましょう。
設置スペースを確保せずに交換する
給湯器を購入しても、設置することは
できません。
購入前に給湯器のサイズを確認し、
設置できるスペースがあるかどうか
チェックしておくようにしましょう。
据え置きタイプは設置の際
底からのサビを回避するために
直接地面に設置せず架台と呼ばれる
土台を設置する必要があります。
壁掛けタイプの設置の際も
落下を防止するために専用の据置台を
設置すると良いでしょう。
給湯器の設置方法は大きく壁掛け給湯器と
据え置き給湯器に分けられます。
壁掛け給湯器は省スペースに設置でき、
据え置き給湯器は振動音が響きにくいなど
それぞれが異なる特徴を持っているため
どちらが家庭に合っているか
見比べることが大切です。
両方の良い部分と悪い部分を比較して
より家庭に合った設置方法の給湯器を
選びましょう。