キッチンリフォーム
目次
ガスを使って火をつけるガスコンロは
使い方を誤ると一酸化炭素中毒や火事などに
繋がる可能性のある危険な設備です。
しかし、ガスコンロは調理に役立つ
便利な設備のひとつでもあります。
そんなガスコンロを安全に使用するためには
ガスコンロの特性や使い方について
知っておくことが欠かせません。
ガスコンロを使用する際に注意
すべきNG行為と、長持ちさせるための
ポイントをご紹介します。
ガスコンロを安全に使用するために
知っておくべきNG行為は以下になります。
火力が強いガスコンロで調理すると
焦げ付きや吹きこぼれが発生することも
少なくありません。
しかし、これらの事態を放置するのはNG。
焦げ付きや吹きこぼれによる汚れで
ガスが出る穴が塞がれてしまい
故障の原因となる可能性があります。
焦げ付きや吹きこぼれが発生した際は
放置せず火傷しない程度に冷めてから
汚れを拭き取るようにしましょう。
コンロにはガスコンロとIHコンロの
2種類がありますが、IHコンロは
使える調理器具が限られています。
対してガスコンロではIH対応の
調理器具も使用することが可能です。
製品によっては熱伝導が低く、
熱するまでに多くの時間がかかったり、
強火で使用すると調理器具の寿命を
縮めてしまうことがあります。
またIH専用と記載された調理器具は
ガスコンロで使うことができないため、
調理器具を選ぶ際は使用できるコンロの
種類を確認してから購入しましょう。
ガスを使用するガスコンロは
換気を行わずに使用すると
ニオイや煙が部屋中に充満します。
そうして燃焼状態が悪くなった結果
不完全燃焼を引き起こし、
最悪の場合一酸化炭素中毒に
なってしまうことも考えられるでしょう。
ガスコンロを使用する際は換気もセットで
行う習慣をつけておくことが大切です。
火を扱うガスコンロの周囲に
可燃性のものを置くのはもちろん危険です。
プラスチックや樹脂でできた容器などは
着火したり溶ける可能性があり、
スプレーなどは破裂する可能性があります。
最悪の場合、火事に繋がる恐れもあるため
ガスコンロを使用する際は
周囲に燃えやすいものがないか確認してから
使用するようにしましょう。
意外と知らない人も多いNG行為が
コロッケやポテトなどの冷凍食品を揚げる際
鍋の中央で揚げてはいけないというもの。
揚げ物をする際は、鍋の中心に食品を
寄せてしまいがちですが、
実は鍋の中央に冷凍の揚げ物を置くと
鍋底の温度を測るコンロのセンサーが
正常に働かなくなるため
発火に繋がる可能性があります。
冷凍食品を鍋で揚げる際は
均等に配置して揚げるのがベストです。
調理器具に関するNG行為は他にも。
土鍋や耐熱ガラスなど高温になりやすい
調理器具を使った油調理はNGとなっています。
底が深く、美味しく調理できそうな土鍋や
料理がオシャレに見える耐熱ガラス鍋などで
揚げ物をしたいという家庭もあるかもしれません。
しかし容器が急激な温度変化に耐えられず、
膨張あるいは収縮して、結果ひび割れや
破損を起こす場合があります。
また土鍋に油を注ぐと油が表面に染み出て
引火する可能性もあるので注意しましょう。
生活に必要な様々な設備にはそれぞれ
異なる寿命がありますが、それは
ガスコンロも同じ。
寿命を超えてまで使用すると
トラブルに繋がる可能性も高くなるため
ガスコンロの交換時期を知っておくことも
安全に使用するためのポイントです。
ガスコンロの寿命は使用環境や
使い方にもよりますが、
一般的には10年前後と言われています。
そのため、ガスコンロを使用し始めてから
10年が経過した時くらいが
交換時期と言えるでしょう。
10年が経過するより少し前に不具合や故障が
見られた場合はそのタイミングで
交換することをおすすめします。
ガスコンロをながく使い続けるためには
上記でご紹介したNG行為を行わないこと
はもちろん、こまめな手入れを行うことが大切。
手入れの際も金タワシなどでゴシゴシ
磨かず、柔らかいスポンジや歯ブラシで
優しく擦ることが重要となります。
また、重いものを乗せないようにする
複数のコンロをバランスよく使うことも
長持ちのコツだと言えるでしょう。
日常的に使用しているガスコンロは
使い方ひとつで危険な設備ともなります。
しかし、ガスコンロの特徴や
NG行為を把握しておくことで
ガスコンロを安全に使用することが可能です。
ガスコンロを使用する際はNG行為に注意して
長く安全に使い続けられるようにしましょう。
