キッチンリフォーム
目次
湿気が溜まりやすい水回りの換気に
欠かせない設備といえば、
換気のために取り付けられる換気扇です。
トイレや浴室に取り付けられており、
キッチンではレンジフードとして
使われている換気扇にはプロペラファンと
シロッコファンという2種類があります。
その中から今回はダクトを使う
シロッコファンの換気扇について
特徴や手入れ方法などをご紹介します。
はじめにシロッコファンの
換気方法や特徴をご紹介します。
シロッコファンの換気扇は先述の通り、
専用のダクトを使って換気を行います。
ファンの形は筒型で板状の細かな羽根が
何枚もついているのが特徴。
そのファンを回転させることで
室内の空気を吸い込み、
ダクトを通して外に排出します。
次にシロッコファンのメリットを
もう1種類の換気扇、プロペラファンと比較して
チェックしていきましょう。
もう1つの換気扇、プロペラファンは
外と繋がっている壁にしか設置できません。
しかしダクトを通すシロッコファンは
ダクトさえ取り付けられれば
壁以外の場所でも設置できるのがメリット。
設置場所を選ばないことから
対面式キッチンのようにレンジフードを
中央に設置することも可能です。
マンションなどの集合住宅では
換気扇の位置を考えずに設計できる
ことから特に重宝されています。
シロッコファンはプロペラファンと比較して
稼働音が小さいのもメリットです。
プロペラファンは稼働させると
プロペラの回転音と共に、
外の車の音や工事の音などが聞こえてくるため
音がうるさいのがデメリットでした。
しかし細かな羽根のシロッコファンは
回転音も小さく、直接外に繋がっていないため
外の雑音も聞こえづらくなっています。
シロッコファンは屋外の音が聞こえ
づらいだけでなく、風や雨の影響を
受けない点も魅力のひとつ。
プロペラファンの場合、雨や風が
強い日に稼働させると風で
カタカタと音がなったり、強風で
雨が室内に入ってしまうことがあります。
夏には虫がプロペラの隙間から
侵入することも少なくありません。
シロッコファンはダクトを通すことで
屋外の雨や風が入りづらく、
虫が侵入する可能性も下げることができます。
メリットと併せてデメリットも
チェックしておきましょう。
シロッコファンの設置には
排気用のダクトが必要となるため、
シンプルな構造のプロペラファンに比べると
設置費用が高くなる傾向があります。
また、シロッコファン自体も構造が
複雑なため、本体価格もプロペラ
ファンより高くなります。
換気扇にお金をかけたくない
という場合は、安価なプロペラファンの
換気扇を選ぶと良いでしょう。
複雑な構造のシロッコファンは
取り付けや取り外しが難しいという
デメリットを持っています。
これも設置費用が高くなりがちな理由の
1つとも考えられるでしょう。
交換の際は業者に依頼すれば良いですが、
掃除をする際には取り付けも取り外しも
自分で行わなければならないため、
正しい取り付け方法や取り外し方法を
知っておく必要があるでしょう。
汚れた空気を吸い込む換気扇は汚れやすく、
清潔な空気を取り込むためにも
こまめな掃除が必要となります。
羽根が大きくシンプルなプロペラファンは
掃除も簡単ですが、
シロッコファンには細かな羽根が
何枚もついているため掃除が面倒なのも
デメリットだと言えるでしょう。
複雑な構造によって掃除がしづらい
シロッコファンは、汚れが溜まって
しまう前にこまめに水洗いをする
ことが大切です。
しかし汚れが油が付着してしまった場合は
つけ置きで汚れを落とす必要があります。
ビニール袋にぬるま湯と重曹あるいは
セスキ炭酸ソーダを入れて
20分〜30分くらい浸ければ汚れが浮きます。
あとはスポンジや歯ブラシで
優しく擦れば汚れが落とせるでしょう。
デメリットもあるシロッコファンですが、
最近はデメリットを解消した
新しいシロッコファンも登場しています。
例えばワンタッチで取り外しができる商品や
コーティングで汚れにくくした商品、
中には自浄機能を持ったシロッコファンも
販売されています。
機能性が優れている分、価格は高くなるため
予算と相談して選ぶと良いでしょう。
水回りに欠かせない換気扇のひとつ、
シロッコファンは細かな羽根と
ダクトを通す換気方法が特徴の種類です。
取り外しづらかったり手入れがしづらいという
デメリットがありますが、
最近ではこのデメリットを解消した
商品も多く登場しています。
シロッコファンの換気扇を選ぶ際は
機能性を重視して手入れのしやすいものを
選ぶのがおすすめです。
