キッチンリフォーム
目次
料理好きが一度は憧れるビルトインオーブン。
様々な料理に活用できる便利な設備ですが、
設置してからほとんど使っていない
という家庭も少なくないでしょう。
実際に料理で使用している人にとっては
様々なメリットがありますが、
使用することのない人にとっては
大きく手入れの手間もかかるため
デメリットの多い設備だと言えます。
こちらでは使っていないビルトインオーブンを
撤去する際の費用や注意点、
撤去後の活用法についてご紹介します。
まずはビルトインオーブンを撤去することで
得られるメリットを確認していきましょう。
撤去で得られる最大のメリットは
収納スペースを増やすことができる
という点です。
キッチンは食器をはじめ、消耗品や食品など
様々なものを収納するため
十分な収納スペースが必要となります。
ビルトインオーブンを撤去すると
その分大きなスペースに空白ができ
そのスペースを収納に変えることで
キッチン収納を増やすことができます。
ビルトインオーブンを設置するためには
コンロとメーカーを揃える必要があります。
しかし撤去すれば揃える必要がなくなるため
コンロを自由に選べるようになります。
機能性で選ぶもデザイン性で選ぶも自由。
好きなコンロを取り入れることができるのも
撤去のメリットだと言えるでしょう。
次に実際の撤去がどのような手順で
行われるのか見ていきましょう。
はじめは撤去するための準備として
作業現場の状況確認と養生が行われます。
その後、ガス栓を閉めてから
撤去作業にかかります。
撤去作業はまずガスコンロから行います。
ガスコンロが取り外せたら
ビルトインオーブン本体下の扉を開け、
電気・ガスの配線を取り外します。
配線を取り外してから本体を撤去します。
最後はガスコンロを再度取り付け、
電気やガスの配管を隠します。
そして空いたスペースは収納など
代わりのものを設置して完了です。
では次に気になる撤去費用を
チェックしていきましょう。
ビルトインオーブンを撤去し、
空いたスペースに収納を設けた場合の費用は
4万円〜が相場と言われています。
上記は参考金額なので、実際の金額は
事前に確認しておきましょう。
作業にかかる時間は2時間〜3時間程度。
ビルトインコンロも劣化している場合は
併せて交換した方が、
費用を抑えることができます。
撤去を依頼する際は、ビルトインオーブンの
配線工事を行うために必要な
“簡易内管施工”の資格を持った業者に
依頼するようにしましょう。
ビルトインオーブンを撤去する場合は、
事前に設置してあるビルトインオーブンが
単体のものかコンロと一体型のものか
確認しておくようにしましょう。
単体のものであればビルトインオーブンのみの
撤去が可能ですが、一体型の場合は
コンロも一緒に撤去することとなるため
新しいコンロが必要となります。
また、キッチンのある場所の幅が狭いと
取り外したオーブンを引き出すことができず、
作業が行えない可能性があるため
注意が必要です。
最後にビルトインオーブン撤去後、
空いたコンロ下スペースを収納にする際の
活用法についてご紹介していきます。
コンロ下のスペースは開き戸収納だと
奥のものが取りづらかったり、
暗くて見づらいことがあるため
手前に引き出して収納できる
引き出し収納にするのがおすすめです。
鍋やフライパンは引き出しの中に立てて
収納しておけば取り出しやすくなり、
調理に使う調味料なども引き出し収納なら
見つけやすくて便利です。
ビルトインオーブンの撤去を機に
コンロ下をオープンタイプの収納にする
というのもおすすめです。
オープン収納なら扉を開けたり、
引き出すという作業がいらなくなるため、
料理の際の作業効率が良くなります。
オープン収納にする場合も
奥に収納したものを取り出しやすくするために、
引き出し機能をつけておく良いでしょう。
使うととても便利なビルトインオーブンですが、
使わないのであれば撤去することを
検討してみるのも良いでしょう。
ビルトインオーブンを撤去すれば
その分キッチン収納を増やすことができ、
コンロも好きなメーカーのものを
選べるようになります。
撤去すべきかそのまま置いておくかは、
メリットとデメリットを考えて
自分に合った決断をしましょう。