キッチンリフォーム
そもそもキッチンには、リフォームを検討するタイミングがいくつか存在します。このタイミングを逃すと、部分的な対処ではカバーできず、リフォームにかかる費用負担が大きくなります。キッチンリフォームの最適なタイミングを見極めるためのコツや目安はあるのでしょうか?
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リフォーム時期の見極めは、キッチンリフォームを行う目的が重要なポイントになります。目的が違えばリフォームのタイミングは異なるため注意が必要です。理想的な内装に近づけるためのキッチンリフォームであれば、リフォーム時期は自分のタイミングにあわせて決めても問題ないでしょう。この場合、老朽化による問題が発生する前にリフォームを行うのが望ましいでしょう。
対して、売却価格を増加させる目的で、キッチンをリフォームする場合、自分ひとりでリフォーム時期を決めるのではなく、不動産会社と相談して見極めることが大切です。戸建住宅やマンションの売却では、見た目よりも築年数が価格を左右することが多いのです。大規模なキッチンリフォームをして、見た目を整えても築年数の経過によっては価格の向上につながらないかもしれません。
なかには、リノベーションを目的にする人もいるため、キッチンリフォームの実施が不利に働く可能性も考えられます。リノベーションに使える物件として売りたい場合、築年数やコンディションを踏まえ、キッチンのリフォームをあえて行わないといった手段も取ることができます。
一方、現状の内装に満足し、物件の売却も予定していない人にとっては、キッチンリフォームは関係無いように思えるかもしれません。しかし、実際にリフォームを行った人の動向調査を見てみると、無関係ではないと分かります。リフォームを決断した理由において、最も大きな割合を占めているのは、「設備の故障」であることをご存知でしょうか?戸建住宅でもマンションであっても、見た目では分からない部分で劣化が進んでいるケースは多くあります。
必要に迫られた形でリフォームを行う人は多く、故障の修繕がメインのリフォーム費用は高額になりがちです。そのためにも、老朽化によって深刻な問題が発生する前に、最適なリフォーム時期を見極められれば、リフォーム費用の削減にも役立つでしょう。
キッチンリフォームの最適なタイミングを見極めるためのコツで、最も代表的なものはキッチンの設備に不具合が生じることです。不具合を放置したままキッチン設備を使い続けると、重大な事故につながる危険性があります。
ガスコンロやレンジフードなど機器によって生じる不具合には、総じて早急な対応が求められます。設備に不具合が見つかったときには、リフォーム時期と判断できるでしょう。もうひとつ、キッチンの腐敗が進んでいる箇所や、取れない油汚れとカビに加えて、ヌメリや臭いがあるときにもリフォーム時期として向いています。同様に水漏れや、排水口がつまりやすくなった場合であっても、キッチンのリフォーム時期に該当します。
設備の不具合が目立ち始めた時には、放置せずにリフォームを行って、事故の発生や腐敗の進行を防ぎましょう。水回りにおけるリフォームを実行するのであれば、トイレや浴室なども同時にリフォームすることで費用の抑制を期待できます。
キッチン以外に、トイレや浴室でも問題が起きている人は、リフォームのタイミングをあわせた対処が推奨されています。また、キッチンにおけるリフォーム時期の見極めでは、耐用年数と経年変化が基本的な目安としてあげられます。新築直後から5年ほどの間なら、定期的な点検と清掃で対応可能ですし、5年から10年の間であっても、簡単なメンテナンスを続けることでほぼ対応できます。
キッチンの設備が故障し、不調が起こり始まる時期は新築や改築などからおよそ10年です。使用頻度やメンテナンスなどによって経年変化には差が出ますが、15年を超えるとキッチンリフォームを要するケースが一気に増えます。修繕費用の負担などを少しでも減らしたい人は、15年経過する前にキッチンのリフォームを検討してみましょう。
キッチンのリフォーム時期における最適なタイミングは、目的によって違います。生活環境の向上を目的として実行する際には、リフォームのタイミングは自分で決めることが可能です。物件の売却価格を増やす目的でリフォームを活用するなら、不動産会社と相談したうえでタイミングを判断する流れになります。
老朽化への対処を目的にキッチンのリフォームを行う場合では、最適なタイミングは設備の不具合などが発生する前です。キッチンの耐用年数と経年変化を踏まえると、15年経過する前にリフォームを行うのが目安と言えます。
キッチンのリフォーム時期のタイミングは目的によって様々であるとお伝えしました。それでも迷っている場合は、一度高松リフォームプラザへご相談ください。キッチンのリフォーム時期に関して、ご一緒に検討いたします。