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目次
設置するだけで水道水を浄水して
衛生的で美味しい水にしてくれる浄水器。
汗をかいて水分不足になりやすい夏場には
特に活躍する設備です。
しかし、そんな浄水器もメンテナンスを怠って
いるとトラブルを起こしてしまうことも。
そんな浄水器のトラブルと解決策、
そしてメンテナンス方法をご紹介します。
浄水器がどのような仕組みで
浄水を行っているのかおさらいしましょう。
浄水器には有害物質や不純物を取り
除くためのカートリッジと呼ばれるフィルターが
取り付けられています。
水道水がそのフィルターを通ることで
不純物のない美味しい水が作られます。
浄水器の性能はカートリッジの種類と
水道水をどの程度の勢いで
フィルターに通すかで変わってきます。
同じカートリッジでもゆっくり水を通せば
しっかり不純物を取り除くことができますが
勢いよく通せば不純物の除去を
完璧に行うことはできないでしょう。
では実際に浄水器で起こるトラブルと
その解決策をチェックしましょう。
浄水器の水漏れはシンク下や浄水器
周辺から水が漏れている場合と、
水栓を閉めて時間が経っても
吐水口から水が漏れている場合があります。
前者の場合は
配管や水栓の接続部分が緩んでいる、
あるいはパッキンが劣化して
隙間ができていることが考えられるため、
専門業者に一度見にきてもらいましょう。
後者の場合は止水栓部品の劣化、
あるいは目詰まりの可能性があるため
掃除しても直らない場合は
見にきてもらった方が良いでしょう。
浄水が出ない場合はカートリッジなどの
部品が正しく取り付けられていないことが
考えられるでしょう。
少ししか浄水が出ないという場合は
カートリッジの目詰まりが考えられます。
目詰まりを改善してそれでも直らない時は
取扱説明書を一度確認してみて
該当するものがなければ
浄水器メーカーの人に見てもらいましょう。
使い始めたばかりで水切れが悪い場合は
カートリッジの中に空気が残っているの
かもしれません。
浄水を出したり止めたりして空気を
抜くと正常に作動するでしょう。
使い慣れた浄水器の水切れが悪い場合は
カートリッジが目詰まりしている可能性が
あるため交換しましょう。
寒い時期で室温よりも水温が低い場合は
温度差によって水が垂れることがあります。
その場合は気にせず使っていれば
正常に戻るでしょう。
浄水を出すレバーが固い場合はネジの緩み、
あるいはパッキンやカートリッジの劣化、
故障の可能性があります。
レバー近くの接続部分にあるネジを
締め直しても改善されない場合は
品番を確認し、部品交換を依頼する
ようにしましょう。
冒頭にも述べた通り、
浄水器を使い続けるためには
こまめなメンテナンスが必要不可欠です。
浄水を行うのに必要なカートリッジは
使い続けると目詰まりが発生し、
故障の原因ともなってしまうため
定期的な交換が必要となります。
交換した古いカートリッジは
お住まいの自治体の処分方法に従い
処分するようにしましょう。
記載がない場合は不燃ゴミとして
廃棄することができます。
交換の頻度は浄水器のタイプや使用水量、
使用頻度によって異なりますが
シンク下に設置するタイプは約1年、
水栓に取り付けるタイプは約3ヶ月〜半年が
目安と言われています。
詳しい交換頻度は取扱説明書に
記載されていることが多いため、
わからない場合は一度取扱説明書を
確認してみると良いでしょう。
カートリッジを定期的に交換していても
他の部分のメンテナンスを怠っていると
水垢などの汚れが付着し、
レバーが固くなってしまったり
不具合が発生することが考えられ、
衛生的にも良いとは言えません。
1週間に1度は浄水器本体の手入れも
行うように心がけましょう。
手入れの方法としてはまずカートリッジを
外し、吐水口を食器用の中性洗剤で
清潔な歯ブラシを使って汚れを落とします。
本体は水に濡らした布巾で
汚れを拭き取るようにしましょう。
水道水の不純物を取り除いて
綺麗な水にしてくれる浄水器も
長く使い続けると汚れてしまったり、
トラブルを起こすことがあります。
こまめなメンテナンスと
定期的なカートリッジの交換を行なって
浄水器のトラブルを防止し、
快適に使える浄水器にしましょう。