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緊急事態宣言が解除されてもなお
各地で感染者が増え続けている
新型コロナウイルス。
感染者の中でも感染経路として最も多いのが
家庭内での感染だと言われています。
そんな家庭内での感染原因のひとつとして
考えられる場所といえば、
家族みんなが毎日頻繁に利用する洗面所です。
洗面所はコロナウイルスへの感染対策として
手洗いうがいを行うスペースです。
そこで今回は、感染の原因となる可能性がある
洗面所で家庭内感染を防ぐための方法について
ご紹介していきます。
まずは新型コロナウイルス対策として
厚生労働省が推奨している方法を
もう一度おさらいしておきましょう。
現在、基本のコロナウイルス対策としては
・こまめな手洗いとうがい
・外出時のマスクの着用
・ソーシャルディスタンスの維持
(人と2m以上距離を取ること)
・3密の回避
・こまめな換気
などが挙げられています。
しかし、ソーシャルディスタンスや
マスクの着用など対策の中には、
家庭で行うのが難しいものもあり、
家庭内感染を防ぐには家庭で行える
さらなる対策が必要だと考えられます。
コロナ対策として外出先でも家庭内でも
最も重要なのは手洗いだと言われています。
しかし、手を水で流すだけや石鹸をつけて
流すだけでは手洗いとは言いません。
ここで改めて手洗いがしっかり行えているかを
確認しておきましょう。
まずは水で手の全体を流して、
石鹸をしっかり泡立てましょう。
そして手のひら→手の甲→指の間を洗います。
親指は逆の手で握って洗ってください。
洗い残しが最も多い指先と爪は
手のひらで擦るようにして洗いましょう。
最後に手首を洗って、泡がなくなるまで流せば
清潔なタオルで拭いて完了です。
せっかく正しい方法で手洗いうがいをしても
洗面所での対策が不十分では、家庭内感染を
引き起こしてしまう可能性があります。
では、家庭内感染を防ぐためにできる
洗面所での対策とは一体、
どのようなものなのでしょうか。
まず最も注意しておきたいのが手に触れる
ドアノブや蛇口などの部分です。
手を洗う前に触れる部分は特に
しっかりアルコール消毒を行いましょう。
最低でも1日1回以上は行ってください。
そして手を洗った後に使用するタオルを
家族で共有するのは控え、それぞれが
使用するタオルを用意します。
また、手洗い後には
除菌効果のあるジェルなどで
消毒を行うのも効果的です。
洗面所や水栓の交換を検討しているなら
ぜひおすすめしたいのがコロナ対策に役立つ、
洗面所のリフォームです。
現在、コロナ対策リフォームとして
注目されている設備がタッチレス水栓です。
直接蛇口をひねることなく操作できる
タッチレス水栓は、コロナと共に生きるための
新しい設備として関心が高まっています。
また、玄関の近くにセカンド洗面と呼ばれる
簡易洗面所を設置するリフォームも
コロナ対策におすすめです。
帰ってきてすぐに手を洗うことができるので、
家の中にウイルスを持ち込むことがなく、
家庭内感染を防ぐことができます。
その他、人感センサー付きの照明を
導入すれば照明スイッチに手を触れる
という動作を省くことができ、洗面所という
共有スペースでの感染リスクをへらす
事が可能です。
コロナ対策として洗面所のこまめな掃除は
非常に重要ではありますが、
その際には注意しておきたい点があります。
まず、掃除に使うアルコールが
効果のあるものかを確認しておきましょう。
コロナウイルスに効果のあるアルコールは
濃度70%以上と言われています。
そして拭き掃除を行う際に注意したいのが
拭き取る方向です。
ゴシゴシと擦った方が汚れが取れ、
綺麗になるような気がしますが
それでは逆にウイルスを広げてしまいます。
拭き取る際には、
必ず一方向で拭き取るようにしましょう。
コロナウイルスへの感染対策を
正しく行うことは自分のためだけでなく、
家族を守ることにも繋がります。
未だにコロナウイルスはいつ収束するのか
はっきりとした目処は立っていません。
家庭内での感染が増えている現在、
もしかしたら自分がウイルスを
持っているかもしれないという意識をもって
感染対策を行いましょう。