その他
目次
築年数が古く、安価で借りたり
買ったりすることができる公団住宅は
水回り設備も古く使いづらいという印象があり
避けている方も多いかもしれません。
しかし、公団住宅でも注意点に気をつければ
リフォームを行うことが可能です。
近年では安い公団住宅の一室を購入し、
リフォームで自分好みの使いやすい水回りや
部屋を作るというのが注目されています。
そこで今回は、公団住宅でも行うことができる
キッチンリフォームについてご紹介します。
全ての公団住宅が可能なわけではありませんが
公団住宅の中にも専用部分であれば
リフォームを良しとしている場合があります。
お住まいの公団住宅が
リフォームに対応しているかどうかは
管理規約を確認しましょう。
管理規約にはリフォームの制限に関しても
記載されているのでリフォームを行う際は
必ず確認が必要です。
賃貸タイプの公団住宅でも
リフォームできる場合があり、
中には原状回復が必要ない場合もあります。
プチリフォームと呼ばれる小規模な
リフォームが可能な場合がある公団
ですが、通常の分譲マンションと比べて
公団住宅にはどのようなメリットと
デメリットがあるのか見ていきましょう。
先述の通り、公団住宅は価格が安い
というのが魅力の一つです。
しかも商業施設や郵便局、
幼稚園などが近くにある場合も多く
値段と住みやすさの両立を果たしています。
子供がいる場合も公団住宅であれば
公園が近くにあったり、
同じくらいの年の子が近くに住んでいたり、
近隣の住民とのふれあいもあるため
子育てのしやすい環境とも言えるでしょう。
設備が古いというデメリットはリフォームを
行うことで解決することができます。
しかし、やはり古い分リフォームの際に
予定外の費用が必要となる可能性がある
という点は公団住宅のデメリットです。
また、構造によってはリフォームの制限が
厳しくなってしまうというのも
デメリットだと言えるでしょう。
次にリフォーム費用の相場について
見ていきましょう。
公団住宅でキッチンリフォームを行う場合、
費用相場は50万円〜100万円
と言われています。
キッチンを造作するのか既存のものに
するのかで分かれ、既存のものにする場合、
どのくらいのグレードのものにするのか
どのようなスタイルのものにするのかによって
費用は大きく異なります。
また先述の通り、古い公団住宅では
予定外の費用が発生する場合も
考えられるため注意が必要です。
では、公団住宅で
キッチンリフォームを行う際の注意点と
費用を抑えるためのコツを
チェックしていきましょう。
築30年を超えた公団住宅では、
排水管が下階の天井裏を通っている
場合が多く、その場合にはキッチンの位置を
変更することが難しいとされているため
キッチンの位置変更を考えている場合は
事前の確認が欠かせません。
もし、位置変更ができた場合でも
排水管の工事には多額の費用が必要となるため
予算をオーバーしてしまう可能性も。
できるだけキッチンの位置は変えずに
リフォームするのがおすすめです。
公団住宅はエレベーターがない場合が多く、
搬入に時間がかかることが考えられます。
事前にチェックしておきましょう。
また、リフォームを行う際は
近隣の住民に挨拶をしておくのがおすすめ。
騒音トラブルを防ぐことができます。
リフォームを行う前には必ず管理規約を見て
リフォームが可能な範囲と
禁止事項について確認しておきましょう。
有効活用できる部分はそのままにして
老朽化した部分だけをリフォームするなど
リフォームの範囲を小さくすれば
費用を抑えることも可能です。
リフォームでは一定の条件を満たせば
活用できる補助金制度や助成金があります。
条件や金額も異なる様々な種類の
ものがあるため、事前に条件に合う補助金
制度や助成金がないか確認しておくと良いでしょう。
古くて安い公団住宅はリフォームをすることで
通常の分譲マンションより安く
理想の部屋を作ることができます。
公団住宅でキッチンリフォームを行う場合は
管理規約や排水管の位置、共有部の
環境など事前の確認を欠かさず行うことで
トラブルを防ぐことができます。
費用を抑えたい場合は、リフォームの
範囲を小さくしたり補助金制度を
活用するなどして自分好みのキッチンを
お得に手に入れましょう。