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目次
フローリングは、リビングをはじめ
様々な場所の床材として多くの家庭で
使用されている定番の素材です。
しかし、そんなフローリングを
キッチンの床材として使用する際には
注意しておきたいポイントがあります。
ここではフローリング床材の種類と特徴、
キッチンの床材として使用する際に
チェックしておきたいそれぞれのメリットや
デメリットを詳しく解説します。
様々な場所の床材として使用される
フローリングですが、その特徴について
詳しいという人は少ないのでは。
フローリングとは主に木材などの
木質系の材料を使用して仕上げた床材で
独特の温かい雰囲気を持つ人気の床材です。
掃除のしやすさや張り替えのしやすさ、
ダニが発生しづらいのがメリットの一方で
環境の影響を受けやすく、床なりや虫食い、
変色などが発生する可能性があるという点が
デメリットとなっています。
フローリングには2つの種類があり、
それぞれ異なる特徴を持っています。
では、その種類と特徴について
見ていきましょう。
フローリングのうち、
昔から床材として使われているのが
100%天然木を使って仕上げられた
無垢フローリングです。
単層フローリングとも呼ばれており、
天然木独特の雰囲気や肌触り、香りなどが
特徴となっています。
フローリングのうち、
張り合わせた合板の表面に天然木の板を
張り付けたのが複合フローリングです。
張り合わせる素材を組み合わせられるため
バリエーションが豊富なのが特徴。
素材によって挽き板・突き板・シートの
3種類にさらに分類することができます。
無垢フローリングと複合フローリングで
どのような違いがあるのか
具体的にチェックしていきましょう。
作り方の違う2つのフローリングでは、
質感に違いが生じます。
100%天然木の無垢フローリングは
木の温かさや自然な香り、手触りを
そのまま感じることができます。
反対に加工を施した複合フローリングは、
表面こそ天然木ではあるものの
合板を張り合わせているため踏み
心地が硬く、木が持つそのままの
質感を感じることは難しいでしょう。
無垢フローリングと複合フローリングでは
機能性にも違いがあります。
無垢フローリングが持つ機能は調湿性。
水気の多いキッチンでも
カビの発生を抑制することができます。
また、自然素材ならではの保温性や
経年劣化による色合いの変化も
魅力のひとつと言えるでしょう。
対して複合フローリングの持つ機能は様々。
何層にもなっていることで凹みに強く、
防音性がある上、表面の加工により
傷に強いという特徴があります。
無垢フローリングのデメリットとも言えるのが
そのコストの高さです。
対して複合フローリングは比較的安価で
取り入れることができます。
しかし、複合フローリングは経年劣化により
シミや汚れが目立つようになるため
10年〜15年が寿命と言われています。
対して無垢フローリングは
メンテナンス次第で何十年何百年と
使い続けることが可能です。
そのため、長く使い続けるのであれば
無垢フローリングの方が
コストを抑えることができるでしょう。
フローリングを長く使い続けるために
欠かせないのがメンテナンスです。
表面に元々コーティングが施されているため
ワックスが不要でメンテナンスが簡単な
複合フローリングに比べ、
ワックスがけを行う必要がある
無垢フローリングのメンテナンスは
少し複雑に感じてしまうでしょう。
無垢フローリングにも
表面加工が施されたものがありますが、
メンテナンス方法を誤ると逆に傷つけてしまう
恐れもあるため注意が必要です。
先述の通り、複合フローリングは
寿命が10年〜15年なのに対し
いつまでも使い続けられる無垢フローリングは
強度があると言い換える事もできます。
しかし無垢フローリングは乾燥に弱く、
暖房器具の種類によっては収縮や割れが
生じてしまうことも考えられます。
事前に使用できる暖房器具を
チェックしておくことが大切です。
その点では複合フローリングの方が
丈夫ではありますが、
表面のコーティングが傷ついたり
剥げてしまうと合板が見えることも
あるので注意が必要です。
床材として定番のフローリングですが、
実は特徴の異なる2つの種類があり
質感やコスト、強度など
様々な部分で違いが見られます。
キッチンの床材として
フローリングを取り入れる際には
それぞれのメリットやデメリット、
違いを把握して
家庭に合ったフローリングを選びましょう。