その他
目次
地震大国である日本では
地震への対策と地震発生時の行動、
地震による停電や断水への対策を
事前に知っておくことが非常に重要です。
それらをしっかり頭に入れておけば、
いつ起こるかわからない地震にも
対応することができます。
この記事では地震発生時、
特に心配な浴室での行動と地震に
よる停電時に浴室を使うための知識に
ついて詳しくご紹介します。
まず浴室で入浴中に地震が発生した時の
行動をチェックしていきましょう。
何よりもまず大切なのは身を守ることです。
服を着ていない浴室では他の場所よりも
怪我をするリスクが高くなっています。
風呂桶や浴室用の椅子、
浴槽の蓋など何でも良いので
周囲にあるもので頭を守りましょう。
怪我をしたり頭をぶつけたりすると
行動ができなくなったり、
正常な判断ができなくなる可能性があります。
揺れを感じたらとりあえずまずは
身を守ることを考えましょう。
身を守るのと同じくらい大切なのが
避難経路を確保することです。
もし、無傷のまま地震に耐えられたとしても
避難経路が塞がれてしまうと
裸のまま避難もできず夜には寒くなり
低体温症になる可能性も考えられます。
そのため、身を守りながらで良いので
避難経路は必ず確保しましょう。
地震ではドアが曲がって開かなくなることが
あるため、浴室ドアにシャンプーボトルなどを
挟んでおくのがおすすめです。
地震発生時に焦って浴室を飛び出すのは
危険なのでやめましょう。
確かに浴室に閉じ込められることを考えれば
外に出ておくことは大切ですが、
揺れの最中に裸のまま飛び出せば
怪我をする可能性が高く危険です。
まずは先述の通り、身を守ることと
避難経路を確保することを優先にして
むやみに動かないようにしましょう。
揺れがある程度おさまったら
次の揺れに備えて避難するのが先決です。
その時に余裕があれば、
以下のことを心がけると良いでしょう。
・浴槽のお湯は抜かない
地震の後、断水状態になる可能性を考えて
浴槽のお湯はそのままにしておきましょう。
断水が発生すると水は貴重となります。
飲料水としては使えませんが、
その他の場面で浴槽に溜めていたお湯が
役に立つこともあるでしょう。
給湯器の電源が付いたままの場合は
電源を切っておくようにしましょう。
安全性の高くなっている給湯器ですが、
火災の心配が全くないとは言い切れません。
電源を切っておくことで火災が発生する
リスクを下げることも大切です。
入浴中に地震が来た時の行動で気になる
2つのポイントもチェックしておきましょう。
地震が発生した時は頭についたシャンプーや
体についたボディソープを
心配している場合ではありません。
流すのは後回しにして
身を守ることを考えましょう。
しかし洗顔の途中の場合、
前が見えないのは危険ですので
前が見える程度に素早く流す必要があります。
揺れが落ち着いても油断はできません。
必要な分だけ素早く流し、避難しましょう。
先述の通り、地震が発生している時は
裸でむやみに動かないことが大切です。
身を守り浴室内で大人しくしておきましょう。
揺れが落ち着いても服を着ることより
避難することの方が大切です。
バスタオルのままでも良いので
避難を最優先に考えましょう。
浴室のそばなどすぐに取れる場所に
衣類がある場合は手で持って避難し、
安全が確保できてから
着替えるようにすると良いでしょう。
地震によって停電が発生した際、
給湯器が動かなくなってしまうため
入浴はできない状態になります。
しかし、事前に停電の備えをしておけば
停電時にも浴室を使うことが可能です。
例えば、エコキュートや電気温水器を
家庭に導入しておけば
停電時にもタンクに残ったお湯を使って
入浴を行うことができます。
また、給湯器に停電モードが搭載してあれば
車のシガーソケットから電源を取り
お湯を使うことができます。
地震は事前に予告して
やってくるものではありません。
浴室で頭を洗っていようが
そんなことは関係なく突然やってきます。
そして地震は激しい揺れと同時に
停電や断水を引き起こすこともあります。
事前に準備ができないからこそ
地震や停電が発生した時の対応を
学んでおくことが重要となります。
知識をつけて突然の地震や停電、
断水に対応できるよう備えておきましょう。