その他
目次
リフォームを行うに当たって
最も怖いのがリフォームトラブルです。
今までに何度も経験しているという場合も
もちろんですが、特にリフォームが初めて
という場合、何もわからないまま
言われた通りにしていると
トラブルに繋がってしまうかも知れません。
トラブルに巻き込まれないために
チェックしたいポイントとリフォームトラブルの
事例などを見ていきましょう。
まずは年間、どのくらいの数の
リフォームトラブルがあるのか
確認していきましょう。
公益財団法人住宅リフォーム・
紛争処理支援センターが発表している
住宅相談統計年報2020によると
2019年度のリフォームに関する
トラブル相談数は8,238件でした。
これはあくまで紛争処理支援センターに
相談している分だけであり、
その他の団体に相談を持ちかけている場合や
相談していない場合を考慮すると
更なる数のリフォームトラブルが
年間で発生していると考えられます。
出典:公益財団法人住宅リフォーム・
紛争処理支援センター
「住宅相談統計年報2020」
リフォームに関するトラブルには
4つの種類があります。
それぞれの事例と併せて見ていきましょう。
まず1つ目は工事費用に関するトラブルです。
実際にあった料金トラブルとしては
見積書の金額と実際に請求された額に
大きな差があった、そもそも見積書の
内訳が不透明だったなどのトラブルが
考えられます。
2つ目が工事内容に関するトラブルです。
例えば、依頼していた建材や設備と
異なるものを使用していたり
壁の撤去を依頼したら照明のスイッチや
コンセントまで一緒に撤去されてしまった
などの事例があります。
3つ目は施工後に関するトラブルです。
リフォームは施工が完了すれば終わり
というわけではありません。
施工後すぐに不具合が見られたり
水漏れなどが確認された場合には再度
施工業者に対応してもらう必要があります。
その際にやり直し費用を請求されたりして
トラブルになる可能性も考えられます。
そして最後に上記3つ以外のトラブルです。
例えば施工時の騒音トラブル。
近隣住民から工事中の音がうるさいと
クレームが発生したり、最悪の場合
騒音被害による損害賠償を請求される
ケースもあるかもしれません。
他にも工事予定日を過ぎても工事を
開始しないといったトラブルや、
シックハウス症候群により体調が
悪くなってしまったなどのトラブルが
考えられます。
厄介なリフォームトラブルに
巻き込まれないためには様々な確認が大切。
では実際、どんな部分に注意すべきなのか
チェックしていきましょう。
見積もりを比較して業者選びをするというのは
聞いたことがある方も多いでしょう。
トラブルを防ぐにはそれに加えて
口コミを参考にするのがおすすめです。
料金や工事内容に関するトラブルの原因として
こちらの希望が施工業者に
正しく伝わっていないことが考えられます。
リフォームの希望は具体的かつわかりやすく
施工業者に伝え、
書面に残しておくのがおすすめです。
契約を交わす際に口頭の説明だけで
サインをしないよう注意しましょう。
必ず契約書をしっかり確認し、
疑問点や不満点があれば相手に確認を取り
納得してからサインをするようにしましょう。
書面に残すのは自らの希望だけでなく、
打ち合わせ内容の全てを残しておくのが
おすすめです。
相手にもわかるように書面に残しておけば、
後から言った言わない論争が勃発するのを
防止することができます。
見積もり書は契約を決断する大切な書類です。
契約書と同じように記入忘れがないか、
疑問点はないかなどをしっかり確認することが
重要となります。
追加費用が発生する可能性に関しても
併せて確認しておくと良いでしょう。
リフォームが完了したら
完了報告書へのサインを求められます。
サインを書く前に施工業者と一緒に
不具合がないかを確認しましょう。
疑問点があればその場で確認し、
手直しが必要な際はその場で金額や日程を
確認しておいた方が良いでしょう。
経験したくないリフォームトラブルですが、
実際に起きているトラブルの数は
決して少なくありません。
何度リフォームをしていても確認を怠れば
リフォームトラブルに発展してしまう可能性は
大いに考えられます。
リフォームトラブルを上手く回避して
リフォームを成功させるためには
慎重な業者選びと契約が必要不可欠。
リフォームは慎重に行いましょう。