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目次
キッチンなどの蛇口は、毎日使っていると
日に日にハンドルの動きが鈍くなっていく
ように感じたり、長期間家を空けていると、
使うときに固くて回りづらくなっていることがあります。
すぐに交換の効かない水道蛇口の
ハンドルは、使えないとなると生活に
支障が出ることも。
蛇口ハンドルが固いと感じるときに役立つ
対処法と動きが悪くなる原因について
解説します。
まずはこの現象がなぜ発生するのか
その原因についてチェックしていきましょう。
蛇口のように金属と金属が擦り合わさる
ものは滑りを良くし、摩擦による影響を
緩和させるためのグリスと呼ばれる
潤滑油が使用されています。
しかし蛇口を長く使い続けていると
グリスが切れてしまい、滑りが悪くなるため
回りづらくなってしまいます。
毎日使っている蛇口のハンドルが
日に日に回りづらくなる場合は
グリス切れが原因と考えられるでしょう。
蛇口には金属の中でもサビにくいと
されているステンレスが使用されています。
しかし、そんなステンレスも長く使い続けると
サビついてしまうことがあります。
ステンレスのサビ以外にも
ゴムパッキンなどの様々な部品の
劣化によってハンドルの動きが
悪くなる場合も考えられるので
注意しましょう。
蛇口の接続部や内部で
結晶化したミネラルが溜まっている場合も
ハンドルの動きが悪くなる原因となります。
水道水の中には微量のミネラルが
含まれており、蛇口付近に飛び散った
水道水から水分が蒸発すると
ミネラルだけが結晶となってその場に残る
ためです。
そしてそれを繰り返すことで
どんどん結晶化したミネラルが溜まり、
ハンドルが動きづらくなってしまいます。
潤滑油切れやサビ、または劣化によって
蛇口の動きが悪くなる場合、
蛇口の寿命がきていることも考えられます。
蛇口の耐用年数は10年前後です。
取り付けてから10年が経過した地点で
ハンドルが固いなどの不具合が発生したら
修理しても再発する恐れがあるため、
思い切って新しいものに交換した方が
良いかもしれません。
では、ハンドルが固い場合に取れる
対処法について見ていきましょう。
潤滑油切れを起こしてしまっている場合は
潤滑油を新しく追加することで
ハンドルの動きを
スムーズに改善することができます。
潤滑油には水栓用のグリスを
使用してください。
工業用のグリスは人体に害を及ぼす
可能性があるため注意が必要です。
まずは元栓を閉めて吐水しないようにし、
ドライバーで蛇口を分解します。
ハンドルを取り外して金属が擦れ合う
パッキンの部分にグリスを塗り、
元通りに組み立てましょう。
部品の劣化や破損が原因で
ハンドルの動きが固くなっている場合は
軽く分解してどこを交換すべきなのか
確認して交換しましょう。
しかし蛇口には、ゴムパッキンや
バルブカートリッジなど様々な部品があるため
何が原因かわからない場合があります。
そういった場合には専門業者に依頼して
交換してもらった方が間違いないでしょう。
ステンレスのサビやミネラルの結晶により
ハンドルが固い場合は
掃除で改善することができるでしょう。
サビは市販のサビ取り剤、
結晶化したミネラルはクエン酸パックなどの
方法で落とすことができます。
ステンレスは丈夫ですが傷が目立つため、
擦って落とす場合は柔らかいス
ポンジや歯ブラシなどを使うようにしましょう。
蛇口の耐用年数が過ぎている場合や
掃除して潤滑油を追加しても直らない場合は
蛇口自体を新しくすることを
検討してみても良いかもしれません。
最新の蛇口は節水効果のあるものや
タッチレスで使用できるものなど
様々な機能を持ったものが登場しています。
見た目も昔のものよりスリムで
おしゃれなものが多くなっているため
蛇口を新しくするだけでも生活が楽に、
空間をおしゃれにすることができるでしょう。
水を出すのに必要な水道は
生活に欠かせない設備の一つです。
そんな水道のハンドルが固いと使いづらく
生活に支障をきたすことが考えられます。
原因は潤滑油切れや部品の劣化、
サビやミネラルによる汚れなど様々。
潤滑油が切れている場合は追加して、
部品が悪い場合は交換しましょう。
汚れは掃除で落とすことができます。
原因が不明なら専門業者に修理を
依頼するか、10年以上使用している
蛇口なら、交換も一つの手段です。
快適に水道を使うためにも
ハンドルの固さを適切な方法で改善して
スムーズに動く状態に保ちましょう