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目次
やっとの思いで手に入れた大切な
マイホームは、いつまでも綺麗に長持ち
させたいものです。
しかし毎日過ごしていると慣れてしまって
細かなところがあまり気にならなくなると
いつの間にか家の老朽化に繋がるような
トラブルに発展していることも。
大切な家の老朽化に繋がる水回りの
トラブルと、トラブルを防止するための
対策やリフォームについてご紹介します。
まずは家の老朽化に繋がる注意すべき
水回りトラブルを見ていきましょう。
水回りの代表的なトラブルである水漏れは
水道代が高くなるだけでなく、
家の老朽化にも繋がる可能性があります。
素早く気づくことができたら
被害はそれほど大きくありませんが、
壁の中や床下など見えない部分の水漏れは
普段の生活では気づくのが難しいです。
気づかずに長年放置していると
住宅の基礎部分が腐食して
家をダメにしてしまうことも考えられます。
湿気を好むシロアリは住宅の中だと
水回りが最も発生しやすい場所です。
水回りにある木製品や土台となる
木材に腐食が見られると、シロアリは
全てを食べ尽くしてしまいます。
シロアリに土台となる木材を
食べられてしまうと住宅の強度が落ちるため
台風や地震で倒壊する可能性が考えられます。
特に古い木造住宅などはシロアリの餌となる
腐食した木材が多いため注意が必要です。
シロアリと同じく湿度のある水回りに
発生しやすいのがカビです。
カビは水回りの清潔感を失わせ、
悪臭を放出したり、
健康面でも悪影響を及ぼします。
そして放置することで壁や断熱材など
内装を腐らせてしまうのです。
カビが発生しているということは
換気が十分でない可能性が考えられるため
シロアリの発生に繋がる恐れもあります。
では水回りトラブルを防ぐために行える
対策をチェックしていきましょう。
こまめな手入れはシロアリやカビの発生を
抑制すると同時に、排水口の詰まりを
引き起こさないことで水漏れの予防
にも繋がります。
そして手入れと合わせて換気も行うことで
湿気を外に出し、家の空気を新しく
入れ替えれば、水回りに湿気が
溜まることもありません。
水回りの設備は毎日利用するものが多いため
日々劣化していきます。
定期的にメンテナンスを行うことで
故障を早く見つけることができたり、
交換時期を早めに確認することができます。
水回りの寿命は10年〜20年と言われているため
10年に1度は専門業者に依頼して
メンテナンスを行うのがベストでしょう。
シロアリやカビは薬剤などのアイテムを使って
防止するという方法もあります。
スプレー式の薬剤や置き型の薬剤を
シロアリやカビが好む場所に
事前に仕掛けておくことで
引き寄せないようにすることができます。
効果や持続期間はものによって異なるので
口コミやパッケージの説明をよくチェックして
選ぶと良いでしょう。
次に水回りトラブルの発生防止に役立つ
水回りリフォームをご紹介します。
最新の水回り設備は手入れのしやすい
構造やコーティングにより汚れにくいものが
多く登場しています。
これらに変更することでカビの餌となる
汚れが溜まりにくかったり、
簡単に手入れできることから
詰まりなどを抑えることができます。
設備が古くなっている場合や使いづらい場合は
交換を検討して見てもよいかもしれません。
浴室が在来工法の場合は
隙間のできにくいユニットバスへの交換も
トラブルの防止に役立ちます。
壁や床、浴槽が一体化したユニットバスは
隙間ができにくいため在来浴室と比べると
水漏れしにくいと言われています。
また、隙間があまりないことから
手入れもしやすいというメリットがあります。
カビの原因となる結露を防止するには
内窓を設置するという方法があります。
内窓を設置すると結露ができにくいため
湿気が発生しづらく、
カビの発生を抑制することが可能です。
また、外気の影響を受けにくくなることから
水回りの暑さや寒さを
軽減するという効果もあります。
大切なマイホームを長持ちさせるには
水回りのトラブルに注意が必要です。
水漏れをはじめ、カビやシロアリなどの発生は
家の老朽化を進める原因となってしまいます。
それらのトラブルを防ぐためには
こまめな手入れや換気、
定期的なメンテナンスが欠かせません。
結露を防ぐ内窓の設置や、水漏れ
しづらいユニットバスに変更するのも
ひとつの方法です。
水回りトラブルが発生しないよう注意して
家を長持ちさせましょう。