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目次
皆さんは重曹やクエン酸と同じく
水廻り掃除に役立つと言われている
セスキ炭酸ソーダをご存知でしょうか。
水廻り掃除に取り入れたい
セスキ炭酸ソーダの便利な使い方や
使用する際の注意点などを解説します。
セスキ炭酸ソーダは重曹と炭酸ナトリウムを
原料としたアルカリ性の天然素材。
重曹より強力なアルカリ性で、洗浄力に
優れており、油やタンパク質を分解する
力を持っているため洗浄剤として使用されます。
最近ではスーパーや100円ショップでも
販売されており、掃除に役立つアイテムとして
現在注目を集めている素材です。
次に掃除を行う前に知っておきたい
その特徴を見ていきましょう。
大きな特徴は3つ。
1つ目は洗浄力が強さ。
2つ目は水に溶けやすい性質。
3つ目は環境への優しさです。
アルカリ性の高いセスキ炭酸ソーダは
その分汚れに強いという特徴があります。
そして水に溶けやすいため掃除の際は
スプレーとして使われることが多く、
界面活性剤を使用した市販の洗剤より
環境に優しいのも特徴のひとつです。
では実際に使用する際
どのようなことに役立つのでしょうか?
その使い方を見ていきましょう。
油や血液、皮脂などが付着して
汚れた洗濯物の汚れを落とすのに役立ちます。
襟や袖などの一部分であれば、汚れに
スプレーをかけて洗濯機にかけるだけで
綺麗にすることができます。
つけおき洗いをする場合は、1Lの
ぬるま湯に小さじ2杯〜3杯のセスキ
炭酸ソーダを溶かし、洗濯物を
1時間程度つけると良いでしょう。
油汚れに強いセスキ炭酸ソーダは
コンロ周辺の掃除にうってつけです。
水とセスキ炭酸ソーダを混ぜた
セスキスプレーを用意しておけば、
コンロに吹きかけて布で拭き取るだけでも
清潔に保つことができます。
汚れやすい五徳や換気扇のパーツは
つけおき洗いをすることで
綺麗に汚れを落とせるでしょう。
排水口に詰まってしまった油も
セスキ炭酸ソーダで取り除きましょう。
排水口掃除は排水口の全ての部品を
取り外し水で一度流した後、
セスキ炭酸ソーダを全体にまぶして
10分ほど放置します。
その後、ブラシやスポンジで擦って
しっかり乾かせば完了です。
水廻り掃除のついでに壁や床も
セスキ炭酸ソーダで綺麗にできます。
まず床は事前に掃除機をかけ
埃を取り除いておきます。
そして濃度が低めのセスキスプレーを
汚れに吹きかけましょう。
スプレーを吹きかけたところは
すぐに濡れ雑巾で拭き取り、
また別の雑巾で乾拭きするようにしましょう。
ランドリーボックスやゴミ箱など
ニオイが気になる場所には消臭
アイテムとして使用することができます。
スプレーするだけで汗や皮脂などの
酸性のニオイの中和してくれるため、
クッションやソファーなどにも使えます。
クッションやソファーは直接肌に触れるため
スプレーした後は清潔な布で
拭き取るようにしましょう。
様々なことに活用できて
使い勝手の良いセスキ炭酸ソーダですが、
確認しておきたい注意点があります。
タンパク質を分解する弱アルカリ性の
性質を持つセスキ炭酸ソーダは、
タンパク質でできている肌にダメージを
与えやすくなっています。
肌の弱い人は肌荒れを引き起こす
可能性が考えられるため、
ゴム手袋やポリ手袋などを装着して
直接触らないよう心がけましょう。
粉末の状態であれば密封して長く
保存することができるセスキ炭酸ソーダ
ですが、水と混ぜてスプレーにしたら
1週間〜2週間で使い切る必要があります。
セスキスプレーを作る場合は
その程度で使い切れる量だけを作ると
無駄を省くことができるでしょう。
アルカリ性に弱い素材にセスキ炭酸
ソーダをかけると、変色してしまったり
シミの原因となります。
そのため、使用する際は事前に
使用するものの素材を確認することが大切です。
畳や大理石、アルミや白木などは
アルカリ性に弱いため注意しましょう。
重曹と同じアルカリの性質を持っている
セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすく、
強力な洗浄力のある素材です。
そんなセスキ炭酸ソーダは
洗濯物のつけおき洗いや
コンロや排水口といった水廻りの掃除、
消臭など様々なところで役立ちます。
使用の際は使用するものの素材を確認したり、
ゴム手袋をつけて直接触れないようにする
などの注意が必要です。
洗濯や水廻りの掃除に便利な
セスキ炭酸ソーダを
活用してみてはいかがでしょうか。