その他
目次
熱と湿気がこもりやすい水廻りで
問題となるのがコバエなどの虫です。
しかし市販の虫除けアイテムは
どれも生活感が出やすいため、
インテリアの邪魔になってしまいます。
そんな場合におすすめしたいのが
虫除け効果が期待できるハーブです。
水廻りにおすすめの
虫除けハーブについてご紹介します。
なぜハーブに虫除け効果が期待
出来るのかについて、その理由を
解説していきましょう。
ハーブといえば爽やかでスッキリとした
香りが魅力のひとつですが、
虫が嫌う様々な成分が含まれています。
ハーブが自らが虫や鳥から身を守るために
このような成分を分泌するとされており、
古くから虫除けとして利用されています。
虫除け効果があるハーブの種類と
その他の効果について見ていきましょう。
ガムや飴にも使われるミントは種類が
豊富です。
ミントに含まれるメントールという成分は
蜂やアブ、ゴキブリ、アリ、カメムシなどの
虫除け効果があるとされています。
ペニーロイヤルミントという種類には
ノミが嫌う成分が、キャットニップという
種類には蚊の虫除け効果があるとされています。
鮮やかな色のゼラニウムの中でも
特に匂いが強いもののことを
センテッドゼラニウムと言います。
ゼラニウムを育てる際は日当たりが良く
風通しの良い窓際がおすすめです。
シトロネラールやシトラールといった
成分を含むゼラニウムには蚊やハエ、
ダニなどの虫除け効果が期待できます。
東南アジアが原産のレモングラスは
細長い葉にレモンの匂いが特徴の
ハーブの一種です。
レモングラスにはゼラニウムと同じ
シトラールという成分が含まれているため
蚊やダニに対する虫除け効果があります。
虫除け以外にも薬用や料理の香り付けなど
幅広い用途で利用することが可能です。
リラックス効果があることで有名な
ラベンダーにも虫除け効果が期待できます。
ラベンダーには虫除け作用のあるリナロールと
酢酸リナリルという成分が含まれており、
これにより蚊やハエ、ガ、ダニ、ノミなどを
退けることができます。
フレッシュな香りが特徴の
スパイクラベンダーという種類には
他にも防虫に役立つカンファーや
シネオールといった成分も含まれています。
タンジーはヨモギギクと呼ばれることもある
ハーブで夏になると黄色い花をつけます。
虫除け効果だけでなく、殺菌効果も
あるとされており、昔は薬としても
使われていました。
しかし現在では毒性が認められたため
飲用としては使用されなっています。
ハエやノミダニへの虫除け効果があり、
乾燥させた葉も虫除けに使われます。
料理の香り付けに使用されることも多い
ローズマリーは、抗菌効果や血行促進作用など
様々な効能を持つとされるハーブです。
ローズマリーのツンとした香りには
シネオールやカンファーなどの
成分が含まれているため、
蚊、ハエ、ガ、ダニやノミといった
幅広い害虫の虫除けに効果的です。
ハーブは鉢に入れて飾るのも良いですが、
育てるのが苦手という場合には
簡単なアレンジをするのがおすすめです。
ハーブを簡単な加工でスワッグや
キャンドルにするとおしゃれなインテリアと
なります。
スワッグは長さを揃えた花束を作り、
リボンなどで結んで吊るすだけなので
細かい作業が苦手な方でも
簡単に作ることができます。
キャンドルはハーブのアロマオイルを
使用して作ります。
パラフィンワックスを入れる際に
10滴ほどハーブのアロマを足すことで
虫除け効果を付与することが可能です。
水廻り収納の虫除けには乾燥させたハーブを
お茶パックに詰める方法がおすすめ。
お茶パックの中に乾燥させたハーブの葉を
複数枚入れて軽く揉みます。
こうすることでより匂いが強くなるため
虫除け効果を向上させることができます。
そのままシンク下収納や
洗面台の下、トイレの吊り戸棚などに
入れておくことで虫除けになるでしょう。
虫除けアイテムとして活用しやすいのは
やはり気になる時に使えるスプレーでしょう。
ハーブをお湯でたくさん煮出し、
覚めたらスプレー容器に入れて使う
という方法もありますが、
ハーブのアロマオイルを使って
虫除け効果のあるアロマスプレーを作る
という方法もあります。
アロマオイルを使う場合は
無水エタノールと精製水を1:9の割合で入れ、
そこにアロマを数滴垂らすだけで
虫除けスプレーを作ることができます。
様々な種類があるハーブには
これからの季節に嬉しい
虫除け効果を持つものが多くあります。
好みや発生しやすい虫の種類に合わせて
虫除け効果のあるハーブを選び、
好きな方法で家庭に取り入れましょう。