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横文字の言葉を耳にすることが増えた現在。
言葉によってはメディア等で聞いたことが
あるものの、その意味については良く
知らないという場合も少なくはありません。
“SDGs(エスディージーズ)”は、
そんな分かりにくい横文字の言葉の
ひとつでしょう。
その意味を簡単に言えば、この先の
ずっと未来の地球を守るための指針です。
近年、身近な言葉となっているSDGsについて
わかりやすくシンプルに解説します。
人間、未来に対する不安は
誰もが皆持っているものです。
その不安の中には貧富の差が広がり、
病院や学校に行けなくなるかも
しれないという経済的な不安、差別や
いじめを受けるかもしれないという
社会的不安などが含まれています。
そういった様々な不安が渦巻く現代では
不安を解消するための
環境づくりが必要不可欠。
その環境づくりこそがSDGsの
目標となっています。
SDGs(エスディージーズ)とは
英語の略称であり、
日本語に訳すと”持続可能な開発目標“と
言い換えることができます。
より具体的な言葉に言い換えると、
“人類が暮らし続けられるような
地球環境を作るための目標”です。
この目標は2015年、150以上の国から
首脳が集まり開かれた国連サミットに
おいて定められ、世界各国が2030年までに
達成すべき目標として設定されています。
SDGsでは、各分野で具体的な内容が
細かく設定されています。その内容に
ついて詳しく解説していきます。
SDGsには17の具体的な目標があり、
5つの要素から設定されています。
その要素というのが「人間・豊かさ・地球・
平和・パートナーシップ」の5つです。
英語に訳すと全てPから始まるため
”5つのP”とも呼ばれており、
これらの要素をもとに
SDGsの具体的な目標が定められています。
5つの要素から設定された17の目標は、
大きく4つに分けられます。
1つ目は人間らしく生活を送るための目標。
具体的には貧困をなくす、飢餓をなくす
福祉を促進する、質の高い教育を行う
ジェンダー平等の実現、安全な水の確保
などが挙げられます。
2つ目は社会経済を豊かにするための目標。
具体的には安価で安全なエネルギーの確保、
働きがいと経済成長を両立させる制度の整備、
産業を発展させるためのネット環境の整備、
差別のない平等な生活の確保、
災害などにも耐えうる街づくり、
ものづくりを持続可能にするなどがあります。
3つ目は環境に関する目標です。
具体的には気候変動への対策や
海での環境問題、陸での環境問題を解決する
案を講じるといった目標になっています。
4つ目は、以上の目標を達成するための
手段として設けられている目標です。
すべての人が平和で公正な世界を作ることや
目標を達成するために様々な機関が
連携し合うことが具体的に挙げられます。
SDGsは世界全体で設定された目標ですが、
国ごとに4段階で目標が達成できているかが
評価されています。
2021年6月の段階で日本の達成率は
全世界で18位となっており、
達成できているあるいは
順調に達成しつつある目標以下の3つです。
・質の高い教育
・産業と技術革新の基盤づくり
・平和と公正
反対に達成率が低い目標は以下の5つ。
・ジェンダー平等の実現
・気候変動への対策
・海の豊かさを守る対策
・陸の豊かさを守る対策
・目標を達成するための機関の連携
達成しつつある3つの目標以外は未だ
課題として残っていますが、
達成率の低い5つの目標からまずは
改善していくべきだと考えられるでしょう。
前述の通り、SDGsは世界の目標です。
世界の目標を達成するためには
それぞれの国が取り組むことはもちろん、
我々ひとりひとりが取り組むことが大切です。
例えば普段当たり前のように無駄にしている
エネルギーや水を削減するだけでも
未来の地球を守るために役立ちます。
まずは普段の生活を見直し、
資源の再利用を行ったり、水廻り
リフォームで無駄なエネルギー消費を
改善することなどから
始めてみるのがおすすめです。
近年耳にする機会も増えたSDGsという言葉は、
未来の地球と人類の暮らしを守るために
世界で定められた目標を指す言葉です。
そんなSDGsを達成するには世界、そして各国
そして我々ひとりひとりの小さな取り組みが
必要不可欠と言えます。
まずはSDGsを意識して普段の生活を
見直したり、エネルギーや水を使う
水廻りをリフォームすることから
始めてみてはいかがでしょうか。