その他
目次
様々な食材を切るために使用するまな板は
細菌やウイルスが付着しやすいため
こまめな消毒が必要です。
消毒を怠ると、食中毒の被害に遭う
可能性も考えられます。
しかしまな板には様々な素材があるため、
誤った消毒を行なうとまな板が傷んで
しまうことも。
まな板の素材別、消毒方法と手入れ方法
について知っておきましょう。
まずはまな板を清潔に保つために
注意しておきたいポイントを
チェックしていきましょう。
まな板の素材にはプラスチックや木材、
ゴムなど様々なものがあります。
そして素材によって特徴が異なり、
消毒方法や手入れ方法にも違いがあります。
万が一その方法を誤ってしまうと
まな板が傷んだり、寿命が縮まったりする
可能性があるため素材に合った手入れ方法を
行うことが重要です。
まな板は食材を直接乗せるため
細菌が繁殖しやすく、漂白を行わなければ
黄ばみや黒ずみが発生し、不衛生な状態に
なってしまいます。
そのような状態になるのを防ぐためにも、
週に一度はまな板の漂白を
行うようにしましょう。
細菌やウイルスは時間をおけば置くほど
繁殖してしまいます。
繁殖を防止するため、消毒は使用後
すぐに行うのがベストです。
特に夏場は暖かく繁殖スピードも早いため
使用後はすぐに洗剤で洗って
その後消毒を行うようしましょう。
プラスチック製のまな板は安価で
デザインも豊富なため
使用している家庭も多いでしょう。
軽くて手入れがしやすいのがメリットですが
包丁で傷つきやすく、傷に食材が入り込んで
しまうと洗剤では汚れが取れなくなる場合も
あるため注意が必要です。
プラスチック製のまな板は消毒に
漂白剤を使用することができます。
まずはまな板を食器用洗剤で洗い、
消毒のためにゴム手袋を着用しましょう。
そしてキッチン用漂白剤をスプレーあるいは
つけ置きしてしばらく放置します。
あとは水でしっかり洗い流せば消毒完了。
つけ置きの場合は寝る前につけ置きをして
朝起きてから洗い流すのがおすすめです。
プラスチックまな板にカビや黒ずみが
発生してしまった場合も、
漂白剤を使用して落とします。
まずカビや黒ずみに直接キッチン用漂白剤を
塗り、スポンジを活用して全体に広げます。
そしてラップを使ってまな板を覆い
1時間ほど放置したら同じように水で洗い流し、
あとは乾燥させたら気になるカビや黒ずみを
綺麗に落とすことができるでしょう。
プロも使用する木製のまな板は包丁を
傷つけにくく、食材が滑りにくいのが特徴。
しかし水気が残っているとカビが生えやすく、
安価なものだと反りや割れが生じてしまう
というデメリットがあります。
木製のまな板には
漂白剤を使用することができません。
そのため、消毒は熱湯や
アルコールスプレーを使います。
まず食器用洗剤とたわしを使って
しっかりこすり洗いをします。
その後熱湯をかけて消毒するか
水気をとってからアルコールスプレーを
吹きかけて消毒を行いましょう。
最後にカビが生えないよう風通しの良い
日陰に立てかけて乾燥させます。
木製まな板にカビや黒ずみが発生した場合は
クレンザーまたはサンドペーパーが
必要となります。
クレンザーはカビや黒ずみに直接ふりかけ
ゴシゴシ擦って落とします。
サンドペーパーは目の粗さが数字で表記され、
数字が小さいほど粗いとされています。
木製まな板にサンドペーパーを使用する際は、
100番〜150番でカビや黒ずみを落として
240番で仕上げるのがおすすめです。
ゴム製まな板は傷や汚れがつきにくく
手入れがしやすい素材のまな板です。
熱に弱かったり、食材の滑りやすさは
あるものの、水切れが良く乾燥が早いため
衛生面で優れているという魅力があります。
ゴム製まな板は消毒に漂白剤を使用できるため
消毒方法はプラスチック製まな板と同じです。
洗ってから漂白剤スプレーやつけ置きで
消毒することができます。
漂白剤を使用できるゴム製まな板は
カビや黒ずみもプラスチックまな板と
同じように落とすことができます。
また、木製まな板と同じように
サンドペーパーで擦ると表面の傷などを
目立たなくすることが可能です。
直接食材に触れるまな板は
こまめな手入れと消毒が大切です。
しかし素材に合った方法で行わなければ
反対に傷んでしまったり、
寿命が縮んでしまう可能性があります。
まな板を清潔で長持ちさせるためにも
素材に合った洗い方や消毒方法で
こまめに手入れを行うよう心がけましょう。