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毎年毎年、様々な便利家電が開発され、
私たちの生活は年々便利になってきています。
しかし、家の中に家電が増えるにつれ
電磁波を浴びる機会が増えている
ということを考えたことがあるでしょうか。
家電から放たれる電磁波を原因とする
電磁波過敏症について、わかりやすく
解説していきます。
”電磁波過敏症”とは、家電から放たれる
電磁波によって身体に不調をきたす症状です。
様々なハイテク機器が誕生した1980年頃から
増加していると言われていますが、
日本ではまだ正式な病気と認定されておらず、
認定されている国もまだまだ少ないのが現状。
しかし中には、重大な症状のリスク要因に
なっていると考える専門家もいるため、
対策したい症状のひとつとなっています。
前項でも述べた通り、電磁波過敏症の原因は
家電から放たれる電磁波です。
テレビやパソコンをはじめ、
冷蔵庫や電子レンジなどのキッチン家電、
私たちがいつも肌身離さず持っている
スマートフォンからも放たれています。
そんな電磁波は自然界にも存在しています。
しかし電磁波過敏症の原因として
電化製品が挙げられるのは、
家電が放つ電磁波の種類と電磁波との距離が
発症の原因だと考えられているからです。
では具体的に電磁波過敏症には
どういった症状が見られるのでしょうか?
部位別にチェックしていきましょう。
疲れや痛みをはじめ、視力の低下や
まぶたが腫れるなどの症状が見られます。
目が疼くような感覚がしたり、
目が乾燥しやすくなったりするのも
症状のひとつです。
鼻炎などで一年中鼻の調子が悪い人は
気づきづらいかもしれませんが、
電磁波過敏症でも鼻水が止まらなく
なったり、鼻が詰まるなどの症状が
見られます。
皮膚で見られる症状はヒリヒリとした
皮膚感覚や発疹、赤みなどが挙げられます。
また肌荒れやできもの、乾燥といった
症状が出ることもあるとされています。
頭痛や倦怠感などの症状に加えて
集中力がなくなってしまったり、
記憶喪失を発症することもあります。
人によってはうつ病のような精神的な
症状が見られることもあります。
顔にも皮膚と同じようにヒリヒリした感覚や
乾燥、湿疹などの症状が見られます。
むくみや火照り、水泡などの症状も
電磁波過敏症によるものである可能性が
考えられるでしょう。
他にもめまいや関節痛、痙攣や
不眠症状、呼吸困難や吐き気といった
様々な症状が挙げられます。
特有の症状はなく、人によって症状が
異なるため、他の病気と間違えられる
ことも多い症状となっています。
また、長期間にわたって電磁波の
影響を受け続けると、不整脈や白内障、
アルツハイマーなどのリスクが高まるとも
考えられています。
家電に囲まれて生活を送っている私たちは
気づかないうちに電磁波過敏症を
発症してしまうことも考えられます。
では、知らぬ間に発症する電磁波過敏症を
防ぐにはどのような対策があるのでしょうか。
最もシンプルな対策は
電磁波から離れる時間を設ける方法です。
原因となる電磁波から離れる時間を
作れば、必然的に発症のリスクを
下げることができます。
例えばスマートフォンに触らない時間を作る、
外に出る機会を増やす、
家電の数を減らすなどの方法があります。
仕事上スマートフォンから離れられない
ケースや、コロナ禍で外に出るのが
はばかられるという場合は、家電の
使い方を見直して電磁波を浴びる機会を
減らす方法があります。
夜間などの家電を使用しない時間帯は
コンセントを抜くようにしたり、
電磁波を放つIHコンロから
ガスコンロに切り替えるなどの方法が
対策として効果的です。
電磁波過敏症が増加している現在では
電磁波防止グッズなるものも登場しています。
キッチン家電による電磁波を防ぐエプロン、
カーテンや電磁波吸収シートなど
様々な種類のものがあるため
うまく取り入れて活用することが大切です。
しかし、物によっては効果の分からないものや
電磁波のうち電場にしか効果のないグッズも
あるため、電磁波測定器で確認する手段が
確実です。
家電が進化するとともに
様々なことを家電に任せている私たち。
気づかないうちに電磁波過敏症に
なってしまう可能性が否定できません。
電磁波過敏症を発症すると身体の様々な部分に
被害が及び、他の病気にかかるリスクも
高まるかもしれません。
身体のためにも家電を使わない時間を設けたり、
家電の使い方を見直すなどして、
電磁波への対策を行いましょう。