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目次
二日酔いの日や体調が悪い日は
もちろん、季節柄のウイルスに感染
した場合、吐き気を催すこともあるでしょう。
そんな時、トイレで吐いて流すのが
当たり前になっていませんか?
確かにトイレで吐くと後片付けも不要で
ニオイに悩むこともありません。
しかし、トイレに吐しゃ物を流すと後から
大きなトラブルに繋がる可能性があるため、
実は流してはいけないのです。
トイレに吐しゃ物を流してはいけない
その理由と流してしまった場合の
対処法について解説します。
冒頭で述べた通り、トイレに吐しゃ物を流すと
後から大きなトラブルになってしまう
可能性があります。
では、具体的にどんなトラブルが起こるのか、
そしてなぜそのトラブルが起こるのか
解説していきましょう。
吐しゃ物には、水に溶けにくいものが
多く含まれています。
水に溶けにくいものをトイレに流してしまうと
しっかり流しきれず、詰まりの原因となる
ことが考えられます。
トイレが詰まると水が溢れたり、
悪臭や水漏れの原因ともなる場合も。
また、吐しゃ物を流すと配管が傷つき、
劣化してしまう可能性もあるため、
吐しゃ物はトイレに流してはいけない
とされています。
トイレに吐しゃ物を流してはいけない理由は
もう一つあります。
それは吐しゃ物に含まれているウイルスや
細菌から感染を広げてしまうリスクが
あるからです。
健康な人の吐しゃ物の場合、感染リスクは
それほど心配いりません。
しかし、例えばノロウイルスやウイルス
性胃腸炎といった病気を患っている人の
吐しゃ物には、大量のウイルスや細菌が
含まれるため、二次感染となる可能性があります。
感染リスクを抑えるためにも
トイレでの嘔吐は控えるようにしましょう。
トイレに流せる排泄物も、元は吐しゃ物と同じ
食べ物や飲み物ですが、どのような違いが
あるのでしょうか?
トイレに流すことのできる排泄物は
食べ物を一度体内で消化したものです。
対して吐しゃ物は消化される前のもの。
つまり固形の状態であったり、分解されて
いない油分などが残っているため水に
溶けにくく、詰まりの原因となりかねないのです。
先述の通り、トイレに吐しゃ物を流すと
ウイルスや細菌によって感染に繋がる
リスクがあります。
そのため、万が一流してしまった場合は
正しく消毒を行わなければなりません。
消毒のためにはまず、塩素系漂白剤を
約5%に希釈して消毒液を作ります。
消毒を行う際はマスクやビニール袋などで
防護をしておきましょう。
そして便器を中心に床や壁、ペーパー
ホルダーやドアノブなども消毒液を
つけたペーパータオルで拭いて
消毒を行います。
水に溶けにくい吐しゃ物は場合によって、
トイレを詰まらせる原因となります。
万が一吐しゃ物でトイレが詰まった場合の
対処法も確認しておきましょう。
まずは、できる範囲で吐しゃ物を除去します。
ペットボトルやバケツなどを使って、
すくうように取り除くのがおすすめです。
取り除いた吐しゃ物は新聞紙などの
紙を敷いた袋に入れて燃えるゴミとして
処分しましょう。
除去に使用したペットボトルなども
水でしっかりすすぎ、ビニール袋に包んで
処理しましょう。
吐しゃ物の詰まりはラバーカップで
解消することができます。
ラバーカップの使用方法はまず、
ラバーカップのゴム部分が浸るくらいまで
便器に水を溜めます。
あとはゆっくり押し込んで、
強く一気に引っ張ると詰まりが解消できます。
途中で配管から吐しゃ物が戻ってきた際は、
先述の方法で取り除いておきましょう。
吐しゃ物を流してしまった便器を消毒したり、
詰まりの対処を行う場合、いくつか注意して
おくべき点があります。
まず1つ目は、窓を開けたり換気扇を回して
よく換気を行うこと。
そして2つ目は、作業を行う人以外は
トイレに立ち入らないようにすること。
3つ目は、作業を行う際は使い捨てのマスクや
手袋をつけて防護すること。
最後、4つ目は乾燥したり飛び散ってしまう前に
極力早めに処理することです。
以上4つのポイントに注意して
正しい処理を行いましょう。
突然体調が悪くなり吐き気を催すと
ビニール袋を用意する間もなく、
トイレで吐いてしまうこともあるでしょう。
万が一そのようなことがあった場合は、
吐いた後の処理が大切です。
吐しゃ物はそのまま流してしまうと
感染症の原因になったり、
詰まりの原因となる可能性があります。
そのため、正しい消毒を行い
詰まってしまった時は適切な対処で
感染症の感染拡大を防ぎましょう。