トイレリフォーム
洗えない！ウォシュレットの故障。
ウォシュレットや、
シャワートイレなどの
温水洗浄便座から、
ある日突然、洗浄水が出なくなったら、
どんな気分になると思いますか？
不便を強いられるだけでなく、
心の中にもなんだか
すっきりしない部分が残ると思います。
あの計算し尽くされた角度と温度で
噴出されるお湯が
トイレを心地よい場所に
変えてくれていたんだと
あらためて実感することと思います。
快適なトイレを取り戻すために
あわてないで
いくつかのチェックポイントを順番に確認しながら、
対処法を考えましょう。
・電気関係
コンセントを確認するのはもちろんですが、
機種によってはコンセントプラグの
ランプが「切」表示になっていることがあります。
その場合はすぐ近くにリセットボタンがありますから、
押して「切」表示を消しましょう。
ブレーカーが落ちていることも考えられますので
配電盤を確認しましょう。
容量オーバーで落ちた場合と、
漏電で落ちた場合では復旧方法が違ってきます。
リモコンタイプの場合、乾電池の確認はもちろん、
内部のサビ、液漏れなどをチェックしましょう。
電波を送信するタイプのリモコンの場合、
金属が近くにあると誤作動することがあるので確認します。
赤外線送信タイプは送信部と受光部の汚れ、障害物を確認します。
・水道関係
断水や、止水栓が閉まっていると水は出ません。
冬は水道管の凍結も疑われます。
また、断水の後は水道管に空気が入り込んで
不具合を起こすことがあります。
単水栓などから水が透明になるまで
出し続けます。
単水栓とは水だけに接続された蛇口です。
レバーなどで水とお湯を
調整する混合水栓のことではありません。
他で大量の水を使っていて水圧が下がると
洗浄水が出ない場合もあります。
また、水道管自体の水漏れを
疑わなければならない時もあります。
家中の水栓を閉じてから
水道メーターのパイロットが
動いているかどうか確認します。
動いていれば漏水です。
給水フィルターが詰まっていることもあります。
フィルターの掃除を行うか、
交換部品として販売されている
スペアパーツを購入し、交換します。
ノズルが詰まっている可能性も
考えられなくはないです。
ただ、だからといって
ゴシゴシ洗うのは感心しません。
細かな傷は次の汚れにつながる可能性があります。
また、細い部品なので
力を込めると破損することもあります。
柔らかい布を使うか、
クエン酸などを吹き付けてみます。
・センサー関係
温水洗浄便座に人が座っていない時に
洗浄水が出たらどうなりますか。
間違いなくトイレの中は水浸しになってしまいます。
実際に販売当初にはそんな事故が起こっていました。
現在は事故を防ぐために、
人が着座しないと洗浄水が出ないようにする
着座スイッチや着座センサーが付いていますが、
この誤作動によっても洗浄水は出なくなります。
着座スイッチは加重によって動作するスイッチです。
その動作のために
便座と便器の間に数ミリの隙間を作っている機種もあります。
隙間に何か挟まっていないかなどの
点検をしましょう。
着座センサーは赤外線で人を感知するものが多いようです。
センサーの窓を拭いてみましょう。
中には便フタを外すと動いたという例もあるようです。
幼児用便座や補助の便座、
便フタカバー、便座カバーによって
誤作動することもあります。
一度、全部外してみてください。
長時間座っていると安全のために
動作が停止してしまう場合もあります。
これは長時間センサーに感知されるものがあれば、
停止したままになるということです。
センサーや周辺を確認してください。
着座センサーの異常で洗浄水が出ない故障は
よくある故障のひとつです。
上記の方法で解決しなければ専門の業者に
ご相談することをおススメします。
・電装基盤
工事関係者がよく「基盤、基盤」と呼んでいるのが
この電装基盤です。
着座センサーの故障でなければ
次に疑われる故障頻度のたかい部品です。
ここが壊れている場合は
専門業者へのご相談をおススメします。
基盤だけの交換も可能ですが、
現在の便座が古いものであれば、
交換の費用も思った以上にかかることがあります。
そんな時は思い切って新品にすることを
視野に入れてみてはいかがですか。
以下に故障と原因についてまとめておきます。
ノズルも洗浄水も出ない
・電気関係
・水道関係
・センサー関係
・電装基盤
ノズルは出るが洗浄水が出ない
・水道関係
最新の製品は節電や機能などが格段に進歩しています。
なにをどこから検討すれば良いのかわからない方は
専門店に直接聞いてみてはいかがでしょう。
