トイレリフォーム
目次
近年、機能性の高いシステム
トイレやタンクがないタンクレス
トイレなど、色々なバリエーションの
ものが誕生しているトイレ。
そのうちの1つである一体型トイレ
についてご存知でしょうか。
今回は、そのコンパクトなスタイルの
トイレ、一体型トイレについてご紹介
していきます。
一体型トイレとはどのような特徴をもつ
トイレなのでしょうか。
一体型トイレとは、タンク、便座、便器、
ウォシュレットなどトイレに付いている
パーツ、全てが1つに繋がった作りが
特徴のトイレのことです。
従来のトイレとの違いは、その構造。
従来のトイレは、便器やタンクなど
それぞれ独立したパーツを組み合わせて
作られており、そのことから「組み合わせ型
トイレ」とも呼ばれています。
一体型トイレは従来のトイレと
比べると、一体感があるため見た目が
スッキリとしたデザインになっているのも
特徴です。
構造が違うことによって、一体型トイレには
どのようなメリットがあるのでしょうか。
従
来のトイレと並べて、違いをみていきましょう。
トイレのパーツ、全てが一体化している
ことにより、従来のトイレよりもデザイン性が
高く、コンパクトなサイズになっている
という部分がメリットと言えます。
一体型トイレには、タンクの大きさなども
全体的に小さめなサイズの商品が多いため、
狭くなりがちなトイレスペースを圧迫するこ
となく、有効に活用することができます。
一体型トイレには、節水効果が付与されて
いるものが多く、今までのトイレに比べて
水道代が節約できるといったメリットがあります。
メーカーや機種によってその節水率は
異なりますが、従来のトイレに必要な水の
約70%をカットし、1年あたり1〜3万円ほど
水道代が安くなるというものもあります。
コンパクトで凹凸が少なく、全体的に
フラットな構造になっている一体型トイレ
は、お手入れがしやすいといった部分も
メリットとなっています。
また、パーツとパーツが一体化しているので、
つなぎ目や溝になっている部分がありません。
そのため、汚れが溜まりにくく、毎日使用する
トイレを清潔に保つことができます。
一方、一体型トイレのデメリットには
どのようなものがあるのでしょうか。
一体型トイレは従来のトイレに比べると、
価格が高めに設定されているという
ところがデメリットです。
ところが、価格の幅は5万円〜20万円
以上と非常に広くなっており、
タンクレストイレのように20万円を
超える高価なトイレと比べると
手の届きやすいトイレなのでは
ないでしょうか。
一体型トイレは先に述べた通り、パーツが
全て繋がっているため、一部分が故障した
場合にパーツのみの交換というのができません。
これが、一体型トイレが持つ最大のデメリット
だと言えるでしょう。
経年劣化でウォシュレットが故障したり、
便器に割れが生じてしまった場合には、
トイレを丸ごと取り替えるという方法しか
ありませんので、故障しないように、
しっかりこまめにメンテナンスをしてお
く必要があります。
一体型トイレと同じく見た目がスッキリ
しているのが特徴であるタンクレストイレは、
タンクがないため手洗いを取り付けることが
できません。
しかし、一体型トイレは手洗いなしは
もちろん、手洗い付きのものを選ぶことも
可能です。
手洗いなしの場合は、よりコンパクトで
スッキリとしたデザインのトイレに。
手洗い付きの場合は、タンクの位置が
従来のトイレよりも低く、少し手前に
傾斜があるため、お子様にも使いやすい
設計となっています。
また、スッキリとしたデザインのまま、
従来のトイレと同じように手洗いを
つけることが可能なので、
”いろんなトイレの良いとこ取りをした
トイレ”だと言えるでしょう。
従来のトイレにくらべて、よりコンパクトで
使いやすい一体型トイレ。
デメリットもありますが、それを上回る
メリットがあるというのも事実です。
トイレリフォームを検討しているが、
バリエーションが多くて、どのスタイルの
トイレにするか悩んでいるという方は、
この機会に使いやすく、コンパクトな
一体型トイレを検討してみてはいかが
でしょうか。