トイレリフォーム
目次
絶対に避けられない自然災害。
近年増えてきている自然災害に対応すべく、
住宅の災害対策性能も
ますます進化を遂げています。
今回は、暑い夏の自然災害に対抗するための
リフォームと断水に備えて行える対策について
ご紹介していきたいと思います。
地震や台風、津波や落雷による火災など
自然災害の恐怖は
常に私たちのそばにあります。
特に最近の自然災害は、
大きな被害をもたらしているものが多く、
予測のできない大きな自然災害に
いつでも対応できるように
しておかなければなりません。
災害が発生すると停電や断水により、
ライフラインが途絶えてしまいます。
停電が起きるとエアコンや冷蔵庫が使えず、
断水が起きると水が出なくなるため、
夏は熱中症などで身体が危険な状況に
さらされてしまう可能性があります。
災害が発生した際には、命の次に
ライフラインを守ることが重要です。
自然災害から命を守るためには、
災害に対応するための用意が必要です。
自分の家が災害に対応できる住宅か
今一度確認しておきましょう。
落雷などによって火災が発生すると
次々と燃え移ってあっという間に
被害が大きくなってしまいます。
住宅の火災被害は、毎年2万件を超えており、
決して少ないとは言えません。
もし火災が起きても被害を最小限に
抑えられるよう、屋根や壁、軒下や
窓の防火性能を高めておきましょう。
自然災害によって停電が発生すると
テレビで情報を得ることもできず、
精神的にも不安な状況に陥ります。
自然災害だけでなく、人為的なトラブルでも
停電が起こる場合があるので、太陽光発電や
蓄電池システムの導入を検討しましょう。
特に夏の停電は命にかかわるので
設置しておくと安心でしょう。
地震大国と呼ばれる日本の住宅に
欠かせないのは耐震性能です。
耐震リフォームには、
建物自体の強度を高める耐震構造リフォームと
地震の揺れを和らげる装置を設置する
制震構造リフォームがあります。
実際、耐震リフォームで全ての被害は
防げませんが、被害を抑えるために
耐震性能を高めることは重要です。
大変な被害をもたらす自然災害ですが、
災害によって起こる断水にも対策が必要です。
電気でお湯を沸かすエコキュートは
沸かしたお湯をタンクに貯めるため、
断水時でもそのタンクに溜まった分は
生活用水として使うことができます。
飲料水としては使えませんが、
洗濯や洗い物が出来ることは
断水時には生活を助ける重要な
役割を果たします。
雨水を貯めることができる雨水タンクは、
断水時に活躍するアイテムです。
エコキュートの水と同じく
飲料水として使用することはできませんが、
生活用水として使用することができるため
あらかじめ設置しておけば、
断水が発生しても少しは安心できるでしょう。
生活用水はともかく、
断水時に最も困るのは飲料水です。
水道管内にタンクを設置しておけば、
断水時でも飲料水として使える水を
確保することができます。
機種によっては大量の水を
貯めておけるものもあるので、
家族の人数に合わせて選ぶと良いでしょう。
自然災害は断水だけでなく、
ガスの供給が止まってしまう場合もあります。
ガス給湯器の場合は、ガスが止まると
お湯が使えなくなってしまいます。
ガスを使用せず、地中熱によって
お湯を作ることができるのが
地中熱ヒートポンプシステムです。
環境に優しい地中熱ヒートポンプシステムは
わずかな電力と冷媒を使って
地中熱を汲み上げ、その熱でお湯を作ったり
暖房として利用することができます。
災害を考えた場合、注意したいのが
人気のタンクレストイレです。
タンクがないのが特徴の
タンクレストイレですが、それゆえ貯水できず、
停電時には通常通りに使うことができません。
最近では、停電対応のできる商品も
販売されていますが、
そうでない場合は注意が必要です。
予測の難しい自然災害ですが、
全く予測できない場合ばかりではありません。
自然災害の危険がある場合は、
気象庁から警報が発令されます。
それ以外でも「もしかしたら」と思ったら
浴槽やペットボトルに水を貯めるなどして、
水の確保を行うようにしましょう。
いつ起こるかわからない自然災害に
対応するには、事前の準備が必要です。
家族の命を守るためにも
今回ご紹介したリフォームを行って、
自然災害に立ち向かえるように
しておきましょう。