トイレリフォーム
目次
普段何気なく使っているトイレには
蓋がついていますが、
トイレにはなぜ蓋がついているのか
についてはご存知でしょうか。
近年では蓋のない公衆トイレを
見かけることもあり、蓋がない方が
すっきり見えて良いのではないか
と思う人もいるかもしれません。
トイレの蓋がなぜ必要なのか
トイレの蓋が持つ役割とは
いったいどのようなものなのかご紹介します。
そもそもトイレの蓋は閉めるべき
なのでしょうか？
面倒だから閉めていないという
家庭も少なくはないでしょう。
トイレの蓋を閉めると使用時に
蓋をあげるという動作が必要になり、
余計な手間が増えてしまうのは事実です。
しかし、蓋を閉めなければ飛沫に
よってトイレが汚れやすくなるなどの
デメリットが発生してしまいます。
蓋を閉めることでそのデメリットを
解消することができるのです。
ではトイレの蓋を閉めないことで起きる
デメリットがどのようなものなのか
また、それを防ぐ役割を持つトイレの蓋には
どのような効果があるのか見ていきましょう。
用を足している時は自分自身が蓋になるため
トイレの中に物を落とすことは
多くありませんが、蓋がない場合は
トイレの中に物を落としてしまうトラブルが
発生することが考えられます。
普段の生活では気をつけていれば滅多に
トイレの中に物を落とすことはありませんが、
突然地震が発生した場合には
トイレの戸棚に置かれたトイレットペーパーが
揺れによりトイレの中に落下して
使い物にならなくなってしまうことも。
蓋を閉めることを習慣付けていれば、
トイレの中に物を落として後悔することは
なくなるでしょう。
トイレの蓋を閉めずに水を流すと
水と共に雑菌が周囲に飛散します。
飛散した雑菌は服や肌に付着すると
感染症が移る原因に。また床や壁に
付着するとトイレが汚れる原因と
なってしまいます。
蓋を閉めて水を流すと蓋がガードして
水や雑菌が跳ねずに済むため、
服やトイレを清潔に保つことが可能です。
その代わり蓋が汚れてしまうため
蓋はこまめに掃除して
清潔に保っておくよう心がけましょう。
現在、トイレの便座にに暖房機能を
つけているという家庭は多いでしょう。
トイレの蓋を開けっ放しの状態にすると
放熱により便座が冷えやすくなるため
便座を温めるのに多くの電力を
消費することとなってしまいます。
トイレの蓋を閉めておくと
そんな暖房機能の消費電力を抑え、
断熱性を向上させることができる
というメリットがあります。
つまりトイレの蓋を閉めることは
電気代の節約にも役立つということです。
雑菌の飛散を防止することができる
トイレの蓋は、トイレが汚れるのを
防ぐだけではありません。
感染者が押さえ切れず問題になっている
新型コロナウイルスの感染対策にも
役立つとされています。
感染者がトイレの後蓋を閉めずに水を流すと
ウイルスがトイレ内に飛散してしまいます。
非感染者がウイルスの付着した
トイレのドアやペーパーホルダーに触れると
感染してしまうかもしれません。
蓋を閉めておけば、ウイルスの飛散を
抑えることができるため、感染の
可能性を軽減することが可能です。
しかし、蓋を除菌していなければ
蓋を触ることで感染に繋がる恐れもあるため
除菌はこまめに行うようにしましょう。
感染対策をしたいけど蓋を閉めるのは
面倒という場合には
自動開閉機能のついたトイレに
リフォームするという方法もあります。
自動開閉機能付きのトイレであれば
ウイルスが付着した蓋を触ることなく
蓋の開閉を行うことができるため、
通常のトイレより感染防止に
役立つとも言えるでしょう。
また、蓋を自動で開閉できるトイレには
自動洗浄機能がついたものも多いため、
流し忘れを防ぐことも可能です。
トイレの蓋には重要な3つの役割があります。
1つ目はトイレに物が落ちるのを防ぐ役割、
2つ目は雑菌の飛散を防止する役割、
3つ目は暖房便座の断熱性を
向上させる役割です。
トイレの蓋を閉めなければ
地震の際、便器内に物が落ちてしまう
可能性や、雑菌の飛散によりトイレが汚れたり、
感染症にかかってしまう可能性があり、
暖房便座も消費電力が多くなることで
電気代が高くついてしまいます。
今まで蓋を閉めていなかった家庭も
トイレの蓋の役割を知り、
使い方を見直すきっかけにしましょう。
