トイレリフォーム
目次
家の中で最も臭いが気になる場所といえば
やはりトイレでしょう。
特に暑くなる夏は雑菌の繁殖により
さらに臭いやすく、こまめな換気が必要となります。
換気といえば必要になるのは換気扇ですが
ドアを開ければ換気も行えそうなもの。
トイレに換気扇は本当に必要なのでしょうか?
ここではトイレにおける換気扇の役割と
トイレに換気扇を後付けする際の
リフォームについてご紹介します。
トイレに換気扇が必要なのか、
という基本的なポイントについて
解説していきます。
換気扇の役割はその名前の通り、換気です。
換気を行うことでトイレに溜まった悪臭や
カビの原因になる湿気を
取り除くことが可能となっています。
そんなトイレの換気扇は24時間
付けっぱなしの状態が推奨されており、
付けっぱなしでかかる電気代も
それほど大きなものではありません。
換気扇を回して常に換気しておけば
汚れやすいトイレ空間も
清潔に保つことができます。
ニオイや湿気を逃す換気扇がトイレに
付いていない場合は、もちろん
ニオイや湿気が溜まりやすくなります。
トイレにニオイが溜まればドアを開けるたびに
他の部屋にまでニオイが移ってしまったり、
湿気が溜まればカビの発生や
結露による木材へのダメージが考えられます。
こまめに窓を開けてトイレ全体を換気
できるのであれば特に問題はありませんが、
窓がない場合やこまめな開閉が難しい場合は
換気扇は設置しておいた方が良いでしょう。
換気扇のないトイレに換気扇を
後付けする費用をチェックしていきましょう。
トイレに換気扇を取り付ける際の費用は、
目安として3万円〜5万円程度が相場
となっています。
あくまで相場の金額ですが、より高機能
な換気扇を選ぶと費用は高くなってしまいます。
簡易換気扇なら自分で取り付ける
こともでき、費用は5千円〜1万円に
抑えることが可能ですが、安全性や
換気効率を考えると、やはりプロに
依頼したほうがよいかもしれません。
トイレに取り付けられる換気扇には
2つ種類があります。
それぞれの特徴を確認していきましょう。
トイレの壁にパイプを埋め込み、
そのパイプを通して換気を行うタイプです。
トイレの壁が外壁に面している場合に
設置することができます。
内壁と外壁に穴を開け、パイプと電源
コードを通すシンプルな構造で、
後付け施工もしやすいという特徴があります。
天井に埋め込んだダクトを通して
換気を行うタイプです。
浴室乾燥機などと連動している種類も多く、
パイプ用換気扇に比べると
複雑な構造となっています。
そのため設置工事も大掛かりとなり、
費用も少し高めとなっています。
換気扇を後付けする際に
確認しておくべき注意点を見ていきましょう。
トイレの換気扇を取り付ける際にまず
確認しておくべきなのは取り付け位置です。
換気扇の取り付け位置を間違えると
換気の際、新鮮な空気とともに騒音や
砂ぼこりが入ってきてしまうことが考えられます。
空き地や道路にトイレが面している場合は
それらの被害を防止するため、
高い位置に取り付けるのがおすすめです。
しかし、高い位置に換気扇があると
下に溜まったニオイが上に移動することから
トイレ全体に広がりやすくなる
というデメリットもあります。
換気扇を後付けする場合、トイレの
環境が変化するため新たな問題が
生じる可能性があります。
換気扇を取り付ける前に新しく発生
する問題をどのように対処すべきかも
考えておくこと重要となります。
前項で述べた騒音問題や砂ぼこりの侵入なども
対処法を考えておく必要がありますが
他にも外気の侵入による暑さや寒さへの対処、
ドアに加工が必要かどうかなど
事前に確認しておくようにしましょう。
換気を行ってくれる換気扇は
湿気やニオイの溜まりやすいトイレを
清潔に保つために設置したい設備です。
そんな重要な役割を持つトイレの換気扇には
パイプ用とダクト用の2種類があり、
3万円〜5万円で取り付けることができます。
取り付けの際は事前に取り付け位置の確認や
取り付けで生じる問題への対処法を
考えておくことが大切です。
トイレで気になる湿気とニオイ対策のためにも
様々なポイントを考慮して、換気扇のない
トイレに換気扇を取り付けましょう。